水着
〔 14番隊 医務室 〕
( コンコン )
はい。
副隊長、ちょっとよろしいでしょうか?
はい、どうぞ。
( 14番隊、女性隊員数名が入ってきた )
何か?
あのー・・・明後日の休みなんですが・・・。
はい。
副隊長も、お体あいてらっしゃいますョねー・・・。
えっ?
あ・・・はい。
じゃあ、私達とご一緒して下さいませんか?
何処か行くんですか?
はい・・・。
あのー・・・、プールへ・・・。
プール?
はい・・・。
私・・・大して泳げないから・・・
出来れば、遠慮させてもらいたいけど・・・。
あのー・・・
でも、副隊長にも来てもらわないと、困るんです・・・。
えっ?
何で・・・?
あのですね〜・・・実は・・・
私達も、誘われたんです・・・11番隊の方々に・・・。
あ・・・、そーなんだ〜・・・。
はい。
11番隊の方々って、よく治療にみえるじゃないですか・・・。
それで・・・少し話し易くなったっていうか・・・。
あぁ・・・。
私達も・・・
ここに来てから、遊ぶのとかに誘ってもらうのって、初めてで・・・。
今まで・・・
他の隊の方々には、相手にされなくて、結構辛かったし・・・。
そうだョね・・・。
それで・・・一応・・・
11番隊と14番隊との「親睦会」みたいのにしようって話になって・・・。
うん。
で・・・あのー・・・
向こうは、男性ばかりなんですが・・・
こちらも・・・女性ばかりという事で・・・。
えっ・・・、そーなの?
はい・・・。
まぁ、早く言ってしまえば・・・合コンみたいなもんですが・・・。
でも、きちんと「隊と隊との交流」ってことで・・・。
14番隊の女性トップは、
副隊長なので・・・
来て・・・いただきたいんです・・・。
んーーー・・・・。
あー・・・
11番隊の方も、もちろん隊長は来ませんし・・・
副隊長も女性の方ですから、来ませんので・・・
その下の方あたりが、代表みたいな形で来られると思うんですけど・・・。
ダメでしょうか?
んーーー・・・・。
11番隊の方々も、「是非、副隊長を連れてきて下さい」って
言ってましたし・・・。
副隊長に断られちゃうと・・・
「何で来ないんだョ」みたいに思われちゃいそうで・・・。
うん・・・それは、分かるけど・・・。
プールかぁ〜・・・。
お願いします。
私達、こういうの初めてだし・・・
誘っていただけて、他の者も喜んでいますので・・・。
この先も、ここでやっていくには・・・
出来れば、他の隊の方々とも、仲良くしていきたいんです。
そーだョね〜・・・。
じゃあ、いいですョね。
うん・・・。
まぁ、しょーがないか〜・・・。
でも・・・11番隊かぁ〜・・・鳳君来たらどーしョ〜・・・。
えっ?
あー、いえ・・・何でもないです・・・。
ありがとうございます。
では、明後日よろしくお願いします。
あ・・・はい・・・。
・
・
・
う〜〜ん・・・、プールかぁ〜〜・・・。
私・・・殆ど泳げないしなぁ〜・・・。
水着だって、持ってないョ・・・。
でも・・・皆あんなに喜んでるし・・・それこそ、水差せないョね〜。
後で薬屋行くから、その帰りにでも水着買ってくるかぁ〜。
あーー・・・でも、嫌だなぁ〜・・・。
・
・
・
・
・
〔 薬屋近く 恋次・修兵・吉良 の会話 〕
吉良: あっ・・・。
修兵: 何だョ。
吉良: あ・・・いや・・・何でもないョ・・・。
恋次: ん?
あっ・・・
だ・・・。
修兵: あっ・・・本当だ。
吉良: お前達・・・。
恋次: 大丈夫だョ。
修兵: あぁ、全然大丈夫だョ。
吉良: 目が・・・怖いって・・・。
恋次: よう、
。
あっ・・・恋次、 修兵も・・・。
修兵: こいつは吉良、三番隊副隊長。
吉良: あー、よろしくね。
あ、はい。
こちらこそ、よろしくお願いします。
恋次: 買い物、それで終わりか?
それ、持ってやるョ。
えっ?
あっ・・・いいョ、大丈夫。
恋次: 遠慮すんなョ。( 恋次が薬の入った袋を持った )
あっ・・・いいって、恋次ー。
あのね、これからちょっと寄る所あるからさぁ〜・・・。
修兵: じゃあ、俺らも一緒に行くョ。
何処行くの?
えっ・・・。
あー・・・あの・・・いいって・・・一人で行くから・・・。
恋次: 何かおかしいなぁ〜。
えっ、別におかしくないョ。
まだ、買い物するから・・・。
修兵: なら、荷物増えるじゃん。
いいョ、一緒に行くョ。
いや・・・荷物になんてならないから・・・一人の方がいいの・・・。
恋次: 俺達と一緒じゃまずいのか?
また、男でも出来たのか?
お・男って・・・そんなんじゃないョ・・・。
それに・・・「また」って何ョ。
恋次: お前ほっとくと、危ねーからョー。
修兵: 言えてる。
修兵まで、そんな事言って・・・。
修兵: 事実だろ。
そんな・・・。
あのね・・・とにかく、今日は一人がいいの。
お願いだから、先に帰って。
恋次: ヤダ。
修兵: 同じく、嫌です。
恋次: いいぜ。
一人で行けョ。
後、ついてきゃいいんだから。
そ・そんなぁ・・・。
吉良: ここでもめてても、しょーがないョ。
諦めた方がいいと思うョ。
こいつら、絶対引かないから。
えっ・・・でも・・・。
吉良: 何買うの?
ん?
いや・・・じゃあ、今日は止めた。
このまま帰る。
明日買えばいいや。
恋次: 明日出かけるのか?
じゃあ、一緒に行ってやるョ。
医療所前で待っててやるから。
えーーっ・・・。
吉良: 諦めた方がいいって・・・。
修兵: そーいう事。
遅くなっちゃうから、行こー。
えー・・・。
あのさぁ〜・・・。
恋次: なんだョ。
何買うか言ったら、帰ってくれる?
一緒に来られるのは・・・やっぱり嫌だもん・・・。
恋次: お前・・・見られちゃ困るようなもん、買うのか?
えっ・・・そんなんじゃないけど・・・。
でも、見られたくないもん。
修兵: 何買うの?
・・・・・・・・・水着。
恋次: 水着?
・・・うん。
だから、もういいでしょ、帰ってョ。
修兵: 水着買うって事は、プール行くの?
えっ?
まぁ、そーだけど・・・。
恋次: 誰とだョ。
えっ・・・。
別に、誰とって訳じゃなくてさぁ〜・・・。
恋次: 男か?
えっ・・・・。
修兵: 図星なの?
えっ?
あーーいや・・・。
別にあのー・・・男の人もいるけどさぁ〜・・・。
恋次: お前・・・やっぱり男か・・・。
えっ、ち・違うョ〜・・・。
恋次: 何処の誰と行くか、はっきり言ってみろ。
うんーー・・・別に誰って言われても・・・分かんないけど・・・。
修兵: 知らないヤツか?
えっ?
まぁ・・・多分・・・知らないと思う・・・。
恋次: 何だそれ!?
お前、正気か!?
いや・・・だからさぁ〜・・・。
あのね・・・合コンみたいなのなんだって・・・。
修兵: 合コン?
うん・・・まぁ。言い方はよくないけど・・・。
あっ、そうそう・・・「親睦会」って言ってた。
恋次: 同じじゃねーか。
結局、男と行くんだろ。
まぁ・・・そーだけど・・・。
恋次: 行くな。
修兵: 行かせねーョ。
えっ・・・。
あ・あのね〜・・・
別に、行きたくて、行く訳じゃないの・・・。
私だって・・・行きたくないんだけどさぁ〜・・・。
恋次: じゃあ、行かなきゃいーだろー。
嫌な時は、嫌って言えって言っただろーが!
プールなんて、絶対ダメだからな。
んーー・・・・・。
もぅ・・・いいからさぁ〜・・・。
修兵: よくねーョ。
何処のヤツらと行く予定なんだョ。
えっ、あー・・・あのね・・・
うちの女の子達が、誘われたんだって・・・。
それで、隊と隊の交流会みたいのにしョーって事になったらしくて・・・。
恋次: 相手は、男なんだろ?
うん・・・。
で、14番隊の女性トップが私だから、絶対行かなきゃダメらしくて・・・。
うちって・・・今まで散々イジメられてきたでしょ・・・。
だから・・・こういうのに誘ってもらえて、皆喜んでるんだョ・・・。
私が行かないと、相手方も気ぃ悪くするしさぁ・・・。
別に大した事じゃないからさぁ〜・・・。
もう・・・いいでしょ〜。
吉良: 相手方って、何番隊?
ん?
11番隊。
修兵: 11かぁ〜。
うん。
よく治療に来るから、うちの子達とも、仲良くなりかけてるからさぁ〜。
私が壊す訳にいかないの。
だから・・・もう、いいでしょ〜。
一人で行くから、帰ってョ・・・。
恋次: 一緒に行く。
修兵: 俺も。
えーーー、何でー?
吉良: 諦めた方がいいって。
それより、プールはいつ行くの?
明後日ですけど・・・。
恋次: もう、決まりか?
うん・・・。
別に、皆と一緒に行くだけだから・・・。
とにかく、もう帰ってって。
恋次: 行ったって、いーじゃねーかョ。
11番隊のヤツラには、水着姿見せるんだろ?
修兵: だョなー。
べ・別に・・・見せる訳じゃないけど・・・。
恋次: とにかく行こーぜ。
ここにいても、しょーがねーからさぁ〜。
修兵: そーだな。
な・何で二人で決めてるの?
吉良: 諦めて、行こー。
・
・
・
・
・
〔 お店 〕
恋次:
、俺らが決めてやっから、ちょっと待ってろョ。
えーー・・・、でも・・・。
修兵: 待っててね。
・
・
・
恋次: 地味なのがいいだろ〜。
修兵: そーだなぁ〜。
でも、地味過ぎても可哀そうじゃないか?
恋次: 何で?
修兵: だって・・・やっぱり女の子なんだし・・・。
センス疑われちゃったりしたらさぁ〜・・・。
恋次: 別にいいじゃねーか。
バカにされて、嫌われるくらいの方がいーョ。
修兵: えー。
でも、それじゃあ・・・
が傷ついちゃうョー。
恋次: お前は甘いんだョ。
修兵: お前だって、
の事全然考えてやってねーじゃねーか。
恋次: これなんかどーだ?
修兵: それじゃあ、可哀そうだって。
せめて、こっちのくらいにしてやんなきゃ。
恋次: それじゃ可愛すぎるョ。
じゃあ、間とってコレな。
修兵: 間って・・・どーゆう基準だョ。
まぁ・・・そのくらいなら、許せるか・・・。
恋次:
・・・決まったから、ちょっとコレ着てみろョ。
あっ・・・うん・・・。
あのさぁ〜・・・。
恋次: 何だョ。
着たら見せるの?
修兵: 当たり前でしょ。
恋次: 修兵には、見せなくていいョ。
修兵: 何だョ、恋次。
吉良: とにかく、着てみなョ。
うん・・・。(
は試着室に入った )
修兵: しかしさぁ〜・・・
何とか、行かせない方法ってねーのか?
恋次: そーだョなー。
11番隊って言っても、隊長は絶対来ねーから
一番上でも、一角だろ。
修兵: そーだなぁ〜。
恋次: じゃあ、一角に言いに行っとけば、いいんじゃねーか?
副隊長、来れねーって。
吉良: あのさぁ〜。
恋次: 何だョ。
吉良: それって、まずいんじゃないの?
修兵: 何で?
吉良: だって・・・
お前達が話しつけに行ったら・・・
まるで、行くのが嫌で、あの子がお前達に頼んで
断りに行ってもらったみたいになるじゃん。
恋次: ダメか?
吉良: うん。
だって、あの子だって本当は行きたくないって言ってたでしょ。
なのに、何で行くかっていったら・・・
下の子達の事考えて・・・
この先、他の隊と仲良くやっていけるようにするために行くんでしょ。
修兵: そーだなぁ・・・。
吉良: それなのに、お前達が勝手に断ってきちゃったら・・・。
まぁ、一角はそんなの気にしないだろうけど
もっと下のヤツらは、良く思わなくなっちゃうんじゃないのかなぁ〜
自分達と一緒に、プールなんて来たくないから断ったって・・・
しかも・・・お前らに頼んだって・・・。
恋次: じゃあ・・・どーすればいいんだョ・・・。
あ・・・恋次・・・着替えたけど・・・。
恋次: ん? あーー。
(
がドアを開けた )
修兵: あっ、結構可愛いじゃん。
恋次: ダメだ。
ドア閉めて待ってろ、今他の持ってくるから。
えっ・・・あ、うん・・・。
修兵: 何でだョ・・・。
あんなもんじゃないのか?
可愛いし。
恋次: だからダメなんだョ。
あー、これでいいョ。
修兵: えっ?
それじゃ・・・可哀そうだョー。
恋次: いんだョ、こーゆうので。
・・・これに着替えてみろョ。
うん。
恋次: じゃあ、どーすれば行かなくてすむんだョ。
修兵: 仮病とかか?
吉良: 無理だョー。
だって、医療班なんだからさぁ〜・・・
そんなの、すぐにバレるョ。
恋次: そーだョなー、 バーカ!
修兵: うるせーなぁー、じゃあ、何かいい考えあんのか?
吉良: お前達も、一緒に行けばいいんじゃないのか?
恋次: ん?
修兵: あっ・・・。
吉良: 一緒じゃ変なら、向こうで偶然会ったようにすればさぁ〜。
恋次: それだ。
修兵: あぁ、それならガード出来るもんな。
恋次: そーだな。
(
がドアを開けた )
これでいいのかなぁ〜。
恋次: ん、あ・・・ちょっと待て・・・。
修兵: うん、それ、全然似合わないから、今他の持ってくるね。
えっ?
うん・・・。
そんなに水着似合わないかなぁ〜・・・。
修兵: これどーだ、似合いそーだけど・・・。
恋次: ん?
こっちの方がいいと思うけど・・・。
修兵: んー・・・どっちも似合いそーだなぁ〜。
じゃあ、それでいいョ。
恋次: よし!
恋次:
、コレ着てみろ。
えっ・・・あぁ・・・でも・・・。
恋次: 何だョ。
コレって・・・今までのと全然タイプ違うけど・・・。
修兵: いいの、いいの・・・ 着てみ。
うん・・・。
恋次・・・?
恋次: ん? 何だョ。
何かコレ・・・派手じゃないかなぁ〜・・・?
修兵: ドア、開けてみ?
うん・・・。
( ドアを開けた )
修兵: ・・・・・・・・・可愛いョ。
恋次: ・・・・・・・・・あぁ。
もういいから、早く着替えろ。
えっ?
これにするの?
修兵: そーだョ。
恋次: 大丈夫だョ、似合ってるから。
うん・・・。
吉良: あの子・・・背小さいけど、結構スタイルいいなぁ〜。
恋次: お前、何処見てんだョ!
修兵: そーだョ、変な目で見んなョな!
吉良: な・何だョ・・・。
お前達・・・ちょっと入れ込み過ぎだョ・・・。
恋次: 何だと。
吉良: あ・・・いえ、何でもありません・・・。
・
・
・
・
・
( 帰り道 )
恋次: 11番隊かぁ〜・・・。
鳳来たらどーすんだョ。
えっ・・・うん・・・普通にするョ・・・。
修兵: あぁ、それがいいョ。
恋次: まぁ、俺ら付いてるから、大丈夫だけどな。
えっ?
修兵: 恋次! バカか?
(
の方を向いて )
何でもないョ。
あのさぁ〜、せっかく水着買ったんだから
今度二人で、プール行かない?
えっ?
恋次:
、ダメだぞ。
こーゆう男が一番危ないんだからな。
絶対ついてくなョな。
修兵: 恋次の言う事なんて、聞かなくていいョ。
休み、教えてョ。
恋次:
、何もしゃべるな。
しゃべったら、引っ叩くぞ。
えっ? 何で・・・。
修兵: 恋次は乱暴だからさぁ〜、こっちおいで。
恋次: 行くな、ここでいいョ。( 恋次が手を掴んだ )
修兵: お前、手離せョ。
恋次: うるせーなぁー。
お前、先帰っていいョ。
皆で並んで帰る必要ねーんだから。
吉良: お前ら、いい加減にしろョ。
恋次: お前も危ねーんだョなー。
修兵: そーだョ。
変な目でジロジロ見んなョな!
吉良: もー、やってらんないョ。
修兵: 恋次、手離せョ。
( 恋次とは反対側の
の隣に来て、
の手を掴んだ )
恋次: お前、何さわってんだョ。
修兵: お前だってさわってんじゃねーかョ。
あ・あの〜。
恋次: ちょっと
は黙ってろョな。
うん・・・。
吉良: 災難だね。
あの・・・この二人って、仲悪いんですか?
吉良: う〜ん・・・どーかなぁ〜・・・。
悪い訳じゃないんだけどさぁ〜・・・。
修兵: 吉良! 何しゃべってんだョ!
恋次: お前、
の後ろから離れろ!
吉良: ( フゥー ) はいはい。
( 一体・・・何がどーなっちゃってんだろ〜・・・
何が原因で、ケンカしてんのかなぁ〜。
大事にならないといいけどなぁ〜・・・。 )
恋次?
恋次: ん?
いいから、
はちょっと黙ってろなっ。
fin 2005,9,3 up
あとがき
とりあえず、「新章開始」って感じですかね〜。
なんか・・・「おもしろ路線」に走りそうな、予感です〜(笑
11番隊さん、別に悪者にはしていませんからね〜・・・。
これからも、「親睦会」がらみで、お名前出させていただきますのでー。
あー・・・、「鳳君」っていうのは、オリジナルですので(今更ですが)