約束



               〔 夕方、医療所に恋次と修兵が訪ねてきた 〕


           修兵: すいません、 副隊長いますか?

           隊員: あっ・・・。
               檜佐木副隊長様と、阿散井副隊長様・・・・・・。


           恋次:  まだ仕事中?

           隊員: えっ・・・いえ・・・あのー・・・。
                副隊長・・・今日は、昼過ぎから・・・調子悪くて・・・
               お部屋で、休まれていますけど・・・。

           修兵: 調子悪いって・・・・・・忙しかったんだ・・・・・。

           恋次:  寝てるのか・・・。
                昼から寝てんなら、そろそろ起きんだろー。
                部屋でちょっと待ってみるか・・・?

           修兵: そーだな。

           隊員: あ・あのー・・・それが・・・。

           修兵: 何か?

           隊員: はい・・・・・・。
                副隊長が・・・誰も通さないで下さいって・・・言ってましたので・・・。
               申し訳ありませんが・・・・・・。

           恋次:  俺らなら大丈夫だろー、客って訳でもねーし。

           隊員: いえ・・・それが・・・・・・。
               申し上げ難いんですが・・・・・・。

           修兵: 何?

           隊員: はぁ・・・・・・。
               そのー・・・
               阿散井副隊長様と檜佐木副隊長様は・・・・・・
               絶対通さないでって・・・・・・言われてまして・・・・・・。

           恋次:  何だョそれ、どーいう事だ?

           隊員: え・・・・・・
               あ・あの・・・申し訳ありません・・・。
               私には・・・分かりかねます・・・。
               でも・・・今日はお帰りいただけませんでしょうか・・・?


               ( 恋次と修兵が、 の部屋の方へ歩きだした )


           隊員: あ・あのー。

           恋次:  俺達には、会わなかった事にしとけばいいョ。

           隊員: で・でも・・・。

           修兵: 君に迷惑はかけないョ。

                          ・
                          ・
                          ・
                          ・
                          ・

               ( 二人が の部屋に入った )


           恋次:  本当に寝てるョ・・・・・・。

           修兵: えっ?

           恋次:  起きてられない程・・・辛いって事か・・・・・・。

           修兵: あぁ・・・、そーいう事になるョなー・・・。

           恋次:  全くョー、ちょっと働き過ぎなんじゃねーのか?

           修兵: そーだョなー・・・、責任感強いからなぁ・・・・・・。

           恋次:  代われるもんなら・・・・・・代わってやりてーなぁ〜・・・・・・。

           修兵: あぁ・・・・・・。




           恋次:  修兵・・・・・・。

           修兵: 何だョ。

           恋次:  お前・・・ のどこが好きなんだョ。

           修兵: えっ・・・・・、な・何だョ急に・・・・・・。
               そんな事、お前に言う必要ねーだろー。

           恋次:  別に、言いたくなきゃいいけどさぁ〜・・・。
                何でこいつ・・・こんなんなのに・・・
                いろんなヤツに、好かれんのかなぁ〜って思ってさぁー。

           修兵: 恋次は、どーなんだョ。

           恋次:  俺か?
                よく分かんねー。
                取り立てて「ここ」っていうところ・・・ねーもんな〜〜こいつ。

           修兵: そんなんなら、さっさと手引けョ。
               お前の事好きな女なんて、山ほどいるんだからさぁー。
               そん中から選べョ。

           恋次:  それが出来るくらいなら、とっくにそーしてるョ。
                情けねーけど・・・どーにもなんねーんだョ・・・。
                俺ん中・・・・・・こいつでいっぱいでさー・・・。

           修兵: まぁ・・・・・・
               恋次と張り合うのは、いいとして・・・。
               他のヤツに、横から手出されないようにしねーとなー。
                は・・・
               押しの強ぇーヤツには・・・弱いからなぁ〜・・・・・・。

           恋次:  そーだョなぁ・・・・・。
                ってことは・・・・・・
                俺達は・・・・・・・・

           修兵: ちっとも、押せてねーって事か・・・・・・。

           恋次:  だなー・・・。




                あっ・・・・・・。
                恋次・・・・・・修兵・・・・・・。


           恋次:  ん?
                起こしちゃったか・・・? 悪ぃ・・・。


                ううん・・・そーじゃないけど・・・・・・どーしたの?


           修兵: あー・・・、明日の事でちょっと話しに来たんだけど・・・・・・
               それよりさぁー・・・・・・。

           恋次:  どーいう事だョ。
                「俺達は絶対通すな」ってのは・・・。


                えっ?
                あー・・・。
                だって・・・彼女の気持ちくらい、分かるもん。


           恋次:  彼女?
                何だそりゃー。


                「何だ」じゃないでしょ・・・。
                二人共・・・
                こんな所に来てないで、自分の彼女の所に行ってあげなョ・・・。


           恋次:  「自分の彼女」って・・・「俺の彼女」って事か?


                そーに決まってるでしょ〜。
                恋次と修兵の彼女だョ。
                私も一応女だからね〜・・・
                私の所になんて来て欲しくないっていうの・・・当たり前だョ。


           恋次:  お前・・・まだ具合悪いのか?
                言ってる事・・・変だぞ。

           修兵: まだ寝てた方が、いいみたいだョな・・・。

           恋次:  そーだな。
                 、もう少し寝てろョ。
                俺達、また後で来るから。


                えっ?
                だから・・・「もう来ないで」って言ってるでしょ・・・。
                彼女とデートでもしてきなョ。


           恋次:  彼女、彼女ってなぁ・・・何の事だョ・・・。
                夢でも見たのか?


                夢じゃないョ、昨日来たんだから・・・。


           修兵: えっ?
               来たって・・・誰が?


                あっ・・・・・・ダメだったんだ・・・・・・・・・・・・。


           恋次:  何だョ。
                誰が来たんだョ。


                えっ・・・やっぱりいいョ。
                とにかく・・・もう来ないで・・・・・・。


           恋次:  よくねーだろー!
                誰が来たんだョ、言ってみろ!


                だって・・・・・・
                恋次と修兵には、絶対言わないでくれって・・・言われたんだもん・・・。


           修兵: 誰に?


                だから・・・恋次と修兵の彼女だョ・・・。


           恋次:  お前、頭大丈夫か?
                どーにかなっちゃったんじゃねーのか?

           修兵: 恋次、とりあえず・・・聞いてみョーぜ・・・。

           恋次:  ん・・・? そーだな・・・。

           修兵: 「俺達の彼女」っていうのが、昨日来たのか?


                うん・・・。


           修兵: で・・・何て言ったの?


                えっ・・・、言わないでって・・・言われたから・・・。


           修兵: 「俺達の彼女」って言ったんだろ?


                うん。


           修兵: じゃあ、俺が許すョ。
               話してみて。


                でも・・・・・・。


           恋次:  言ってみろョ。


                うん・・・・・・。

                恋次も、修兵も・・・・・・・・
                私にしつこくされて、困ってるって・・・・・・。

                二人共・・・私の事・・・凄く嫌ってるけど・・・
                上からの命令で、14番隊の見張りみたいなの、させられてるから
                仕方なく優しくしてやってるのに・・・・・・
                全然分かってなくて・・・うざったいって・・・・・・・言ってるって。


           恋次:  そいつら、名前か何か言ったか?


                ううん・・・ただ、恋次の彼女と修兵の彼女・・・って言ってた・・・。
                自分の彼女なんだから、分かるでしょ・・・。

                あのさぁ・・・。
                もう・・・私達も、何とかやっていけるようになったしさぁ・・・。
                今まで、散々助けてもらって・・・感謝しています・・・。
                でも・・・もう・・・・・・・
                私なんかの所には・・・来なくていいョ・・・。



           恋次:  今から言う事が、本当の事だからな。
                ちゃんと聞けョ。


                えっ?
                うん・・・。


           恋次:  まず、俺には彼女はいねーョ。

           修兵: 俺にもいないョ。


                えっ?
                でも・・・


           恋次:  「でも」じゃなくて、本当の事しか話さないからな。


                うん・・・・・・。


           恋次:  次に・・・、上からの命令なんてのは、全くねーョ。
                まぁ、最初の頃は・・・
                14番隊が危害加えられないよーに、気をつけて見ておいてくれ・・・
                っていう程度のはあったけど・・・。
                今は、そんな事も言われなくなったョ。
                だから・・・
                見張りで、 の所に来てる訳じゃない。

                ここまでは、いーか?


                うん・・・。


           恋次:  後は・・・。

           修兵:  には、全然しつこくされてないョ。
               俺達の方が・・・しつこいんだョな・・・。

           恋次:  あぁ。
                だから、全く困ってない・・・訳でもねーか・・・。
                あっさりされ過ぎて、困ってるョ・・・。

           修兵: 恋次・・・今は変な方に話しもってくなョ。

           恋次:  ん?
                あー・・・ごめん・・・。

           修兵: で・・・「仕方なく優しく」か・・・。

           恋次:  仕方なくじゃねーけど・・・大して優しくもねーなー・・・。

           修兵: そーだなぁ〜・・・。

           恋次:  俺には・・・これで精一杯だけどなぁ・・・。

           修兵: 俺もだなぁ・・・。

           恋次:  まぁ、あれだョ・・・
                仕方なくとか、いやいやとか・・・そんなんで に話したり、手助けしたり
                した事は、一度もねーョ。

           修兵: 全く逆だョな。

           恋次:  そして・・・「うざったい」かぁ〜・・・。
                俺・・・多分 が100人いても、うざったくねーョ。

           修兵: 俺もだなぁー。
               ちょっと・・・手、かかりそうだけどなぁ〜。

           恋次:  それは言えてるけどなぁ。
                大体・・・俺ん中には、いっぱいいるしなぁ〜・・・
                いろんな顔した がさぁ〜。

                これで・・・さっきのに関しては全部か?

           修兵: 一番大事なの・・・抜かしてるんじゃねーか?

           恋次:  何だョ。

           修兵: 「凄く嫌ってる」って・・・・・。

           恋次:  あ・・・・・・。
                何て言えばいいんだョ。

           修兵: う〜〜ん・・・。
               まず、「凄く嫌い」じゃない。

           恋次:  おぅ、ありえねーョ。
                 、嫌ってなんかねーからな。
                その位・・・分かってて欲しいョなぁー。

                そんなんで・・・いいんじゃねーか?
                どーせ、それ以上言っても・・・笑われるぞ・・・。

           修兵: そーかもな。
               まぁ、俺から言っといてやるョ。

                ・・・。



                ん?


           修兵: 俺は、 の事が大好きなんだョ。
               これが事実。


                えっ・・・・・・?


           修兵: で、恋次は・・・
                の事で頭がいっぱいで、夜も眠れないみたいだぜ。
               他の女が入る隙間なんて、全くないんだってさぁ〜。
                が、恋次の中・・・全部占領しちゃってるみたいだぜ。

           恋次:  お前、何言ってんだョ!
                余計な事言うなって、いつも言ってんだろーー。

           修兵: 援護してやるョ。
               恋次が何言っても、ダメなんだろ?
               やっぱり戦いは、正々堂々とやんなきゃ面白くねーしな。

           恋次:  人の事、面白がってんじゃねーョ。
                お前の援護なんて、いらねーョ。


                戦いって・・・何?


           恋次:  ん?
                何でもねーョ。
                修兵のバカが、一人でほざいてるだけだョ。

                 ・・・とにかく、昨日の件はもういいョな。


                あのさぁ〜・・・
                昨日来たのって・・・誰なの?


           恋次:  そんなの、分かんねーョ。
                一応、調べてみるけどな。
                でも・・・俺達には、全く関係ねーヤツらだからな。
                だから・・・・・
                「もう来なくていい」なんて・・・言うなョな。


                うん・・・。
                でもさぁ〜・・・
                昨日来た人達って、恋次と修兵の事・・・好きなんだョね〜。


           恋次:  そんな事、知らねーョ。


                もし・・・誰だか分かったら・・・
                ちゃんと話してあげた方が、いいんじゃないの?


           恋次:  俺は嫌だね。
                話しがあんなら、ちゃんと最初から俺んとこ来ればいいんだョ。
                 の所に来て、嘘ついてくよーなヤツ、俺はごめんだね。

           修兵: 俺も、こーいうやり方は好きじゃねーョ。
               まぁ、今回は に危害加えなかっただけ、まだ良かったけど・・・。
               絶対許せねーから。


                あ・あのさぁ〜・・・
                あんまり、怒ったりしないでョね・・・。


           恋次:  あんなヤツらの心配しなくていいから
                もっと俺らの・・・・・俺の心配しろョな。

           修兵: 俺らの心配な。


                えっ?
                心配って・・・・・・どーかしたの?


           恋次:   に「ここに通すな」とか「来なくていい」とか言われて・・・
                傷ついたョ・・・。

           修兵: 凄くな。


                え・・・
                だってそれは・・・恋次達の彼女に言われたから・・・。


           恋次:  彼女じゃねーョ。

           修兵: その間違いは、余計傷つくョなー。


                でも・・・凄く綺麗な人達だったョ・・・。
                背も高くてさぁ〜・・・スタイルもよくて・・・。
                会えば、気に入るかもしれないのにね〜。
                ちゃんと、恋次達の所に行けばいいのに・・・。


           恋次:  絶対気に入らねーョ。
                無理なの分かってるから、来ねーんだろ。

           修兵: そーだョな。
               そいつら、 の事気にしてるって事は・・・
               自分とは、タイプが全然違うっていうのが、分かってるって事だからな。


                うん。
                私とは全然タイプが違ってさぁ〜・・・。
                女らしいっていうかさぁ〜・・・、綺麗だし・・・背高いし・・・。
                あーいう人って・・・モテるんだろうね〜。
                恋次達にも、似合うと思うけどなぁ〜。


           恋次:  あのなぁ、
                 の考えって・・・一つ大きく欠落してるところがあるぞ。


                えっ?  何が?


           恋次:  中身だョ。
                まぁ・・・ がそれだけ言うんだから、外見は綺麗なのかもしんないョ。
                でもなぁー、そいつら平気で嘘つくようなヤツなんだぞ。
                とんでもねーョ。
                外見だって、俺は気に入んねーと思うし。
                背だって、高けりゃいいってもんじゃねーんだョ。
                まぁ、背は俺には関係ねーな。
                今は低いのが好きだしな。

           修兵: 俺も全く同感。
               それに、スタイルは だっていいじゃねーかョ。


                えっ・・・・・・、良くないョ・・・・・・。


           恋次:  もう、そいつらの事はいいョ。
                二度と俺の彼女とか、俺に似合うとか、言うなョな。

           修兵: やっぱり、俺には が一番似合うと思うんだけどなぁ〜。


                えっ?


           恋次:  全然似合わねーョ。
                全く釣り合ってねーし、雰囲気的にもダメだな。
                 、全然似合ってねーから、修兵には近づくなョな。


                うん・・・・・・。


           修兵: 「うん」じゃねーョ。
                、今の撤回しろョな。
               それより、恋次との方がもっと似合ってねーからな。
               何処をどーとっても、不釣合いだしョー。
               大体、恋次は に興味ねーんだもんなぁ〜。
                、恋次が何言ったって、信じなくていいからな。

           恋次:  お前・・・それ言うのは卑怯だぞ。

           修兵: 戦いはシビアなんだョ。
               まぁ、恋次はスタートラインにすら、立ててねーもんなぁ〜。


                あのさぁ・・・・・・
                そんな事・・・分かってるョ・・・。


           恋次:  何が?


                私が二人には・・・似合わないって事。


           修兵: そんな事ねーョ。
               俺に一番似合ってるのは、 なんだからさぁ〜。

           恋次:  修兵には全然似合ってねーけど、俺と は似合ってるョ。


                お互いが見て、それだけはっきり似合ってないって言うんだから
                似合ってないんだョ・・・。
                私にも・・・その位分かるしさぁ〜。
                まぁ・・・付き合ったりする訳じゃないんだから
                似合ってなくても、いいんだけどさぁ〜・・・。
                でも・・・
                そんなに似合ってないんだったら・・・
                一緒に外歩くのとかも、止めた方がいいかなぁ〜・・・。
                私が、浮いちゃうっていうか・・・・・
                他の人から見れば・・・どーみても私がしつこく、くっ付いてるみたいに
                見えちゃうだろうしね〜・・・。


           恋次:  どーしてそーいう話しになるんだョ。
                他人から見た「似合う」「似合わねー」は関係ねーだろ。


                だって・・・
                恋次達が言い始めた事じゃない・・・。
                似合わないから近づくな、とかさぁ〜・・・・・・。
                他人から見たのは、関係ないっていうけど・・・・・・
                惨めなのは・・・私なんだからね・・・・・・。


           恋次:  あのなぁ・・・
                この説明は・・・難しいョな・・・・・。
                とにかく・・・本当に似合ってない訳じゃなくて・・・・・・。
                認めたくないだけなんだョ。
                変な事・・・気にするなョ。
                 の何処が惨めなんだョ・・・こんなに可愛いのに・・・。


                そーやってごまかすんだから・・・。


           修兵: ま、恋次が余計な事言うから、変な事になるんだョ。
                、恋次なんてほっとこーぜ。
               あっ、そーだ。
               明日なんだけどさぁ〜。


                うん。


           修兵: 今日は、本当は「これ」いいに来たんだョ・・・っていうか誘いにね。


                明日って・・・何かあったっけ・・・?


           恋次:  ちょっと遠いいけど、河原の所で「花の市」があるんだョ。


                へぇ〜、そーなんだ。


           修兵: 一緒に行こーョ。


                うん・・・いいけど・・・。


           恋次:  何だョ・・・あんまり行きたくねーのか?


                そーじゃないけど・・・・・・。
                他の人・・・誘った方がいいんじゃないの?


           恋次:  まだ気にしてんのかョ・・・。
                 と行きてーから、ここに来てんじゃねーかョ。
                俺達と出かけるの・・・嫌なのか?


                嫌じゃないョ・・・。


           修兵: なら、決まりね。
               ちょっと遠いいから、朝・・・早いん・だ・け・ど・・・・・・。

           恋次:  お前・・・・・・体、大丈夫か・・・・・?
                まだ・・・顔色よくねーもんなぁ・・・・・。


                大丈夫だョ。
                一晩寝れば、完全に回復するからさぁ。


           修兵: でもなぁ〜・・・・・・
               無理させる訳には・・・いかねーからなぁ〜・・・。

           恋次:   の大丈夫は、あんまり当てになんねーしなぁ・・・・・・


                大丈夫だけど・・・
                迷惑かけるなら・・・行くの止めとくョ・・・。


           恋次:  う〜〜〜〜ん・・・・・・。
                本当に大丈夫か?


                うん。


           恋次:  まぁ・・・俺らついてるし・・・。
                もし、辛かったらすぐ言えョな。


                うん。




           恋次:  お前さぁ〜・・・・・・。


                ん?


           恋次:  もっと自分の体、大切にしろョ。
                仕事も大切なのは分かるけど・・・・・・。
                 の場合・・・
                治療すればするほど、ダメージが自分に跳ね返ってくんだからさぁー。


                んー・・・でも、その為にここにいる訳だし・・・・・・。
                限界までやらない訳には、いかないョ・・・。


           恋次:  限界までやる必要なんて、全くねーョ。
                俺らだって・・・
                ある程度、覚悟決めて戦ってんだからさぁー。
                もし・・・ が、治せなかったり、助けられなかったとしても
                それは、お前のせいじゃねーんだから。


                でも


           恋次:  「でも」じゃねーんだョ。
                一歩間違ったら・・・ が危なくなんじゃねーかョ・・・。
                そーなっちゃったら・・・・・・
                俺には・・・助けらんねーんだから・・・・・・・・・。

                倒れるまで働くなんて、止めろョな。
                約束しろョ。


                えっ・・・・・・。


           恋次:  無理はしねーって・・・約束しろョ。


                うん・・・・・・、なるべくそーするョ・・・。


           恋次:  なるべく・・・か・・・・・・。
                まぁ・・・しょーがねーか・・・・・・・。
                とにかく、無理すんなョな。
                約束したんだからな!


                うん・・・。


           修兵: 恋次はさぁ〜・・・
                の事が心配で、心配でしょーがないみたいだからさぁー。
                の事が気になって、仕事も手につかねーって言ってるし・・・。
               少しは、恋次の気持ちも分かってあげてョ。

           恋次:  お前はうるさいんだョ!
                余計な事、言うなョ。

           修兵: 援護、援護。

           恋次:  そんなのいらねーって言ってんだろー!
                お前は・・・心配じゃねーんなら、帰れョ。

           修兵: 俺は、心配もしてるし
               恋次と違って、 に興味もあるし・・・。
                の傍にいる権利は十分あるョ。

           恋次:  お前って・・・つくづく嫌なヤツだョなー。

           修兵: そーか?
               じゃあ、もっと・もっと・・・援護してやるからな。


                あのさぁ・・・
                別に、仕事してるだけだから・・・
                心配なんてしなくても、大丈夫だけど・・・・・・。


           恋次:  心配なんだョ!
                今日だって・・・来たら、寝込んでんじゃねーかョ。
                 の・・・・・・・・
                その死人みてーな顔・・・俺は見たくねーんだョ・・・。
                とにかく・・・約束だからな!
                無理・・・すんなョな・・・。

           修兵: 俺もそれは同感。
               倒れるまで働く必要は、ないからね。


                うん・・・。


           恋次:  まぁ・・・明日の朝会ってみて、顔色悪ぃようだったら・・・。


                行くの止めるの?


           恋次:  止めねーョ。

           修兵:  が歩かなくてもいい方法って・・・幾つかあるもんなー。


                えっ・・・・・・。


           恋次:  朝早ぇーから、人通りもねーしな。
                ちゃんと運んでってやるョ。


                運ぶって・・・・・・。


           修兵:  は心配しなくていいョ、俺らに任せとけばさ。

           恋次:  あぁ。
                 、何にも心配いらねーぞ、 には俺がついてるんだからな!

                                                                                   fin      2005,10,9 up

戻る