〔 修兵の副官室 〕

               ( コンコン )


                 ですけど。

               ( ドアが開き、中に入った )

               急に呼び出しちゃったりして、ごめんね。


                いえ・・・。
                あのー・・・何か?


               明日、 のところに正式な書類が、届くと思うんだけど。


                書類?


               あぁ、仕事のね。


                仕事・・・ですか・・・。


               うん。
               不定期なんだけどさぁー、新人の演習があってね〜。
               新人の人数がある程度に達すると、山だとか、河原だとかに行って
               2、3日そこに泊まってやるんだョ。


                そーなんですか・・・。


               14番隊には関係ないから、知らないと思うんだけどさぁ〜。
               あ・・・、変な意味じゃないからね・・・。
               14番隊には、14番隊の仕事があるんだから・・・
               全く、気にする事ないからね。


                はい・・・。


               でさぁ〜・・・
               何処でやるかは、上が決めるんだけど
               自然の場所だから、変わってたりする事もあるでしょ?
               前に目印にしてた「木」が無くなっちゃってたりとかさー。


                はい。


               だから、地形の確認や、そこで出来る演習内容を考えるために
               毎回持ち回りで、副隊長が下見に行ってるんだョ。


                はぁ・・・。


               で、今回は俺が行く番なんだけどね〜・・・。


                はい。


               メインは俺なんだけど
               もう一人副隊長を選んで、二人で行く事になってるんだョ。
               まぁ、簡単に言えば・・・俺が好きなヤツ選べるって事でさぁ〜。

               いつもは、恋次か吉良と行ってたんだけど・・・
               物は試し・・・と思って・・・
                の名前で申請したら、通ってさぁ〜。


                えっ?


               俺も・・・ダメだろーなぁ〜って思ってたから
               ちょっとビックリしたけど・・・。
               ちゃんと認められた訳だし・・・
               大変な仕事じゃないからさぁ・・・
               一緒に・・・行ってくれるョね〜・・・・・。


                えっ・・・私がですか・・・・・・?


               うん。
               まぁ・・・申請が通った時点で
               ほぼ100%決定の仕事になっちゃってるからさぁ・・・。

               一応、明日の書類に と14番隊隊長さんが
               署名、提出して完了、っていう形にはなってるんだけど・・・。
               断るには、それ相応の理由が必要になっちゃうんだョね〜・・・。

               勝手に申請しちゃって悪かったけど・・・
               俺も、まさか通るとは思ってなくてさぁ・・・・・・。


                でも・・・
                私なんかが行っても、邪魔になるだけじゃないですか?


               そんな事ないョ。
               まぁ、ちょっと歩く事にはなっちゃうんだけど・・・。
               いい運動だと思ってさ。


                はぁ・・・。


               今回はキャンプ地の方だから、泊まる小屋もあるし。
               山の奥の方だと、テントも張れないから、寝袋だったりするんだョ。
               そんなんだと、ちょっと誘えないけどさぁ〜・・・。


                泊まるんですか?


               えっ?
               あー・・・そーなんだけど・・・。
               一応、夜中の安全とかも確認しなきゃならないんでね〜。
               まぁ・・・俺、ずっと外にいてもいいしさぁ〜。
               どーかなぁ〜・・・?
               ダメ?


                ダメじゃないですけど・・・・・・
                とてもお役に立てるとは、思えなくて・・・・・・。


               居るだけで役に立ってるから、大丈夫だョ。
               じゃあ・・・OKという事で、いいョね。


                はい・・・。


               ありがとー。
               よろしくね。


                こちらこそ、宜しくお願いします。
                きっと・・・ご迷惑おかけすると思いますので・・・。


               何言ってんだョ。
               何も心配いらないョ。


                はい・・・。


               あーーー、
               でも・・・一つ大きな心配があるんだ・・・。


                えっ?
                何ですか?


               明日 が書類出すでしょ〜。
               そうすると、明後日には正式に掲示板に公示されるんだョ。
               俺達の名前と行き先と日数と任務内容がね。


                はい・・・。


               それ見たら・・・恋次がねーーー・・・・・。


                えっ? 恋次?


               俺んとこに、先に文句言いに来てくれれば
               力ずくでも、ここで止めとくけどさぁ・・・。
               きっと・・・
               真っ先に の所に行くと思うんだョね〜・・・。


                文句って・・・仕事なのに?


               うん・・・。


                あー・・・もしかして、恋次はこの仕事行きたいんですか?


               いや・・・そんなんじゃなくてさぁ〜・・・。
               俺と で、泊りがけの仕事っていうのがね〜・・・。


                え・・・。
                あー、やっぱり私じゃ役に立たないですからね〜・・・。


               いや・・・それも違うんだけどね〜・・・。
               
               きっと・・・もの凄い剣幕で怒ると思うんだョね〜・・・。


                えっ!!!???
                私にですか・・・?


               うん・・・。
               まぁ、どんなに怒っても
                には、絶対手は上げないと思うけどさぁ〜・・・。


                私・・・何かしましたっけ・・・・・・?


               ん?
               いや、全然。
               とりあえず、何言われても気にしなくていいからさ。
               仕事・・・行くなって言うと思うけど・・・
               もう、決定事項だからって言っておいてョ。


                はい・・・・・。
                でも・・・
                何で恋次に怒られなくちゃならないのかなぁ〜・・・。
                やっぱり、この仕事は・・・
                私には無理だと思ってるって事ですョね〜・・・。


               無理じゃないョ。
               ちょっと歩くだけなんだからさ。


                えー・・・、でも・・・恋次が・・・・・・。


               強いて言えば・・・
                が泊りがけで出かけるのが、心配なだけだョ。


                え・・・
                一人じゃ出かけるな、とかはよく言うけど・・・。
                修兵が一緒なんだから、心配いらないと思うけどなぁ・・・。


               う〜〜ん・・・。
               俺と一緒だから・・・なんだけどね〜・・・。


                えっ?




           恋次:  修兵ー、入るぞー。


                あっ・・・恋次・・・。


           修兵: 仕事の話しは、まだナイショね。
               絶対言わないでね。


                はい・・・。


               ( 恋次が入ってきた )


           恋次:  お前、こんな所で何してんだョ。


                えっ・・・・・・。


           修兵: 俺が呼んだんだョ。
               ちょっと話しがしたくてさ。


           恋次:  話って・・・何話してたんだョ。


           修兵: 俺に聞けョ。
                は、俺の話し聞いててくれただけなんだから。


           恋次:  まぁいいや。
                今、送ってってやるから、ちょっと待ってろ。


                恋次・・・すでに怒ってるの・・・?


           恋次:  えっ?
                すでにって・・・何だョ・・・。


           修兵: 来たとたん、いきなり怒り口調だからだろ。
               恋次さぁ〜・・・もうちょっと優しくしてやれョ。
               見てて・・・こっちが気の毒になっちゃうョ。

                、言うなョな。


                うん・・・。


           恋次:  何の事だョ。


           修兵: 恋次には関係ねーんだョ。
               俺にだってプライバシーはあるだろ?
                との会話、いちいちお前に教えらんねーョ。


           恋次:  何がプライバシーだョ。
                俺には言えねーような事、話してたのか?


           修兵: そーだョ。
               別に何の問題もねーだろ?
               話してただけなんだから。

               それより、恋次は何しに来たんだョ。


           恋次:  えっ?
                あー、明日以降の見回りの順番変わるから、ちゃんと確認しとけってさ。


           修兵: そーなんだ。
               まぁ・・・ありがとな。


           恋次:  あぁ。
                もう、くだらねー話しはいーんだろ?
                 、帰るからな。


                うん・・・。


           恋次:  じゃあな。


                失礼しました。


                          ・
                          ・
                          ・
                          ・
                          ・
               ( 帰り道、恋次との会話 )

                お前・・・何話してたんだョ・・・。


                えっ・・・、別に・・・・・・。
                行ったら、すぐに恋次来たから・・・何も話してないョ・・・。


                本当か?


                うん・・・。


                そんな訳ねーだろ。
                それだったら、あいつだってそー言うだろうし。
                お前、俺に嘘つくのか?


                え・・・・・・。
                少しは話したかもしれないけど・・・
                恋次来たから・・・忘れちゃったの・・・。


                お前、そー言ゃー俺が納得すると思ってんだろ〜。


                本当だョ・・・。
                恋次・・・怖かったから・・・。


                えっ・・・。
                まぁ・・・ がいると思ってなかったからなぁ・・・。
                ちょっとビックリしてさ。


                恋次って・・・私の事・・・そんなに嫌いなの?


                えー!?
                何言ってんだョ。
                修兵に何か言われたのか?


                ううん。
                修兵は・・・恋次が私の事、心配してくれてるって・・・
                いつも言ってるけど・・・。


                あいつ・・・そんな事・・・。
                その通りだョ。
                何で嫌いなんて事になるんだョ。


                だって・・・

                私の顔見ただけで・・・怒りたくなるんでしょ・・・。
                私があそこにいただけで・・・嫌なんでしょ・・・。

                修兵だってさっき・・・・・
                「もっと優しくしてやれョ」って・・・・・・
                それって・・・
                私なんかには、全く優しくなんて出来ないって・・・事でしょ・・・。

                まぁ・・・・・・
                恋次が私の事なんか、好きじゃないのは分かってたけど・・・
                ここまで嫌われてるとは・・・思ってなかったから・・・。



                お前なぁ〜・・・。
                何でそこまで大ハズレな解答を、勝手に出すんだョ・・・。
                全部違うからなー。

                まぁ・・・あいつの所なんかに行って欲しくねーけど・・・
                でも、 の事が嫌な訳じゃねーからさー。


                もういいョ。
                そーだョね・・・。
                いつも、いつも・・・訳も分からず怒られてさ・・・。
               
                もっと早く、気付くべきだったョ。

                恋次は・・・私の事、大嫌いなんだって・・・・・・。

                恋次、言ってたもんね・・・私は鈍いって・・・・・・。
                本当に、鈍いョね・・・。
                嫌われてるのも・・・分からないなんてさ・・・。



                もう・・・いい加減にしてくれョー。
                嫌いなんかじゃねーョ。



                うん。
                いい加減にするョ。

                恋次にはもう会わない。
                
                ・・・・・・・・・・顔も・・・見たくないョ・・・・・・・。
 
                じゃあね・・・。




                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

                何なんだョ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

                顔も見たくない・・・って・・・・・・・・・・・・・・・・。


                          ・
                          ・
                          ・
                          ・
                          ・


               ( 公示日、夜  の部屋 )


               


                修兵?


               うん、入ってもいい?


                うん。


               ( 修兵が部屋に入った )


               遅くなっちゃってゴメンね・・・。
               見回り入っちゃってさぁ〜。


                えっ?
                あれ・・・? 約束・・・してたっけ・・・?


               ん?
               そーじゃなくて・・・・・・。
               恋次・・・来た? 大丈夫だった?


                来ないョ。


               えっ? 本当に?


                うん。


               あいつ・・・掲示板見なかったのかなぁ〜・・・。
               じゃあ・・・明日、来るだろうなー。


                来ないと思うョ。


               えっ? 何で?


                「もう会わない」って言ったから・・・。


               えーー!?  が?


                うん。


               何で?


                えっ・・・
                だって・・・恋次、私の事・・・嫌いなんでしょ・・・。
                それなのに、いつも助けてくれたり・・・送ってくれたり・・・悪いじゃない。

                私の所なんかに来るから、変な噂にもなっちゃってるしさぁ・・・。
                もう・・・これ以上、迷惑・・・かけられないョ・・・。


               恋次にそー言ったの?


                ううん、「もう会わない」って言ったの。


               それだけ?


                えっ・・・・・・・・・・。

                顔も・・・見たくないって・・・言ったの・・・。



               ・・・・・・それは・・・きついョな・・・・・・。


                でも・・・今日、来なかったし・・・これで良かったんだョ・・・。


               本当に・・・そー思ってるの?


                えっ・・・・・・・・・・・。
                だって・・・
                恋次に嫌われてるの分かってて・・・傍にいるのって・・・・・・
                凄く・・・辛いんだもん・・・・・・。

               (  の目から・・・涙が・・・流れた・・・ )



                ・・・・・・。

               このままほっといた方が・・・俺にはいいんだけど・・・なぁ・・・。
               まぁ・・・恋次がこのまま引き下がるとも思えねーし・・・。
       
               明日、ちょっと様子見に行ってくるか・・・。



                修兵・・・。


               ん?


                私はこれでいいからね・・・。
                恋次には・・・何にも言わないでョね・・・・・・・・・。

               ( さらに涙が溢れた )


               何が「これでいい」だョ。
               それだけ泣かれちゃなぁ〜・・・・・・。

                が、恋次の事・・・嫌いだって言った訳じゃねーんだろ?


                うん・・・。


               じゃあ、大丈夫だョ・・・・・・って俺・・・・・・
               何言ってんだろーなぁ〜・・・・・・。
               今って・・・チャンスなんじゃねーのか・・・・・?


                えっ?


               恋次はこんな事じゃ、諦めないョ。
               今日は・・・掲示板見なかっただけだョ・・・きっとな。

               まぁ・・・・・・
               変に想い残されても・・・嫌だからな・・・、しょーがねーョな・・・。

               あー、そうだ。
               ちゃんと公示された訳だし、仕事の方・・・宜しく頼むね。



                あ・・・、はい。
                こちらこそ、宜しくお願いします。


                ってさぁー
               仕事の話しとかになると、喋り方変わるョなー。


                えっ・・・そーかなぁ〜・・・。


               うん。


                よく分かんないけど・・・
                仕事では、修兵や恋次は・・・やっぱり凄い人だから・・・。


               そんな事ないでしょー。
                だって、副隊長だし・・・同じじゃない。


                全然違うョ。


               そー思ってくれるのは、嬉しいけど・・・
               「仕事では」ってところが・・・引っかかるョなー・・・・・・。


                えっ?


               いや、何でもないョ。
               もう涙も止まったし・・・。

               じゃあ・・・帰るから。


                うん。


                は何も心配しなくていいから・・・もう泣くなョな。


                えっ・・・、泣いてないもん。


               ・・・あれだけ泣いといて・・・よく言うョな・・・・・・。


                ん?


               そーだョな。
               俺の見間違いだョな。

               じゃあな。


                うん、おやすみなさい。


                          ・
                          ・
                          ・
                          ・
                          ・


               ( 次の日、恋次の副官室 )

               ( コンコン )


                 ですけど・・・・・・・・。

           修兵: どうぞ。

               ( 中に入った )




               ( 恋次と目が合った )

                ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


           恋次:  何黙ってんだョ。


                失礼します・・・。


           修兵: あのさぁー・・・
               ちょっと変な事になっちゃったから、来てもらったんだけど・・・。


                変な事?


           恋次:  俺も下見・・・一緒に行くからな。


                えっ?


           恋次:  お前、掲示板見て来なかったのか?
                ちゃんと訂正されて、3人の名前書いてあるぞ。


                修兵・・・・・どーいう事?


           修兵: 恋次、昨日掲示板見て・・・
               あっちこっち画策して、3人で行けるようにしたんだョ・・・。
               だから昨日・・・
                の所に行かなかった・・・行けなかったんだョ・・・。


                えっ・・・・・・。


           恋次:  お前ら二人で、行かせる訳ねーだろ
                大体 は、14番隊の副隊長としては有能だけど
                演習内容なんて考えらんねーんだからな。
                その辺をうま〜〜く話したら、OK取れたんだョ。


           修兵: 恋次・・・こーいう時だけは、頭働くんだな・・・。


           恋次:  うるせーョ。
                お前らこの間、この話ししてたんだョな。
                まぁ、修兵が「俺には話せない話し」て言ったのは合ってるとして。

                 !!
                お前のは、絶対許さねーからな。




                え・・・・・・・・・・。


           恋次:  「何にも話してない」とか「忘れた」とか、散々言ってくれたョなー。


                修兵・・・。


           修兵: 大丈夫だョ。
               恋次、全然怒ってないんだから。
               まぁ・・・嬉しくてしょーがないってところだな。


                じゃあ・・・私、行くのやめるョ・・・。
                二人行けばいい仕事なんでしょ・・・。


           恋次:   は本当に分かってねーョなー。
                ちゃんと、3人の名前書いてあるって言っただろー?
                あれは、最終決定だから「じゃあ行かない」とかじゃ変らんねーんだョ。
                もう、3人で行くのは決定だからな。
                 には負担かけねーから、何も心配しなくていいョ。


           修兵: 3人で行くしかないョ。

               昨日泣いて、損したな。
               恋次・・・ちっともめげてないし。

               じゃあ・・・そーいう事で・・・。
               俺、仕事に戻るわ。


           恋次:  あぁ。


           修兵:  、なんだったらもう1回・・・いや10回くらい言ってやんなョ。
               「 恋次の顔なんて、見たくない 」ってさーー。


           恋次:  お前! そんな事修兵に言ったのか?
                さっきのと合わせて、絶対絶対許さねーからな!


           修兵: じゃあね。


                えっ・・・修兵・・・・・・。


           修兵: 大丈夫だョ、またね。


                うん・・・・・・。


               ( 修兵が出て行った )




                 ・・・お前・・・泣いたのか・・・?


                え・・・泣いてないョ・・・。


                ふ〜〜ん。


                本当に泣いてないからね。


                素直に認めりゃ「絶対絶対許さねー」から「絶対許さねー」に
                してやんのにな〜。


                でも・・・その2つあんまり変わらないでしょ・・・。


                いや、天と地程違うけどなー。
                でも、 がいいならいいや。


                え・・・・・・。


                何で泣いたんだョ。
                俺に会えなくなるからか?


                そんなんじゃないョ・・・。
                ちょっと・・・・・・辛くて・・・・・・・。


                認めたョな。


                えっ?


                 はさぁ〜・・・本当に可愛いんだョ。
                すげー可愛いのに・・・何であんな事言うんだろーなぁ〜・・・。
                もう、二度と言うなョな。


                あんな事って・・・?

    
                「もう会わねー」とか「顔も見たくねー」とかだョ。


                だって・・・
                そのくらい言わないと、恋次無理して私の所に来るでしょ〜・・・。


                無理じゃねーって。
                何言われたって、行くョ。
                例え嫌われたって・・・多分行くョ・・・。


                でも・・・私の事嫌いなのに・・・何で?


                誰が誰を嫌いなんだョ。


                恋次が・・・私の事・・・。


                俺は の事、嫌いじゃねーョ。 これでいいか?


                え・・・。


                嫌いな訳ねーだろー。
                全く、お前の頭は、どーなってんだろーなぁ〜・・・。
                とにかく、嫌いじゃねーからな。
                いいョな。


                うん・・・・・・。


                後は・・・俺に嘘ついた事だョな。


                あれは・・・修兵が絶対言っちゃダメって言ったから・・・。


                修兵の方を取ったって事だョなー。
                じゃあ、もっと許せねーなー。


                え・・・。


                ちょっとこっち来い。


                え・・・いいョ・・・。
                私もまだ仕事あるから、もう帰らなくちゃいけないし・・・。


                それも嘘か?


                嘘じゃないョ・・・。
                今は、皆仕事のはずだョ・・・。


               ( 恋次が の前まで、歩いて来た )


                あ・あの・・・嘘ついたのは・・・ごめんなさい・・・・・・。


                絶対許さねー。


                ごめんなさい・・・・・・。


               ( 恋次が を・・・そっと抱きしめた )


                許さねーョ。
                でも・・・俺に会いたくて、泣いたんだもんなぁ〜。


                そんな事は・・・・・・・言ってないけど・・・・・・。


                お前なぁ〜、嘘っていうのは・・・こーいう時に使うんだョ。


                えっ?


                まぁ・・・それが出来ないのが で・・・
                そんな が・・・愛しいんだョな〜。


                恋次・・・
                あの・・・本当にもう・・・戻らなくちゃ・・・・・・。


                お前の仕事って・・・治療だろ〜?


                そーだけど・・・。


                じゃあ、俺がケガして治療してたって言えばいいじゃねーか。


                えー・・・
                そんな嘘・・・つけないョ・・・・・・。


                俺には嘘ついただろー。
                仕事の方は、 が少し位いなくても、何とかなんだろ〜?


                でも・・・。



                もう少しでいいから・・・・・・
                このままでいてくれョ・・・。

                俺・・・
                 にあんな事言われて・・・・・・・
                凄く辛かったんだからさー。

                本当は・・・
                会いたくて泣きたかったのは・・・俺の方かもしんねーョな・・・。

                心では・・・・・・泣いてたからな・・・・・。


                 ・・・・・・。
                俺は・・・お前の傍から、離れらんねーんだョ。

                だからさぁ〜・・・・・・
                 も・・・
                俺の傍に・・・いてくれョ・・・・・・、いいだろ?

                                                                            fin       2005,10,18 up

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あとがき

修兵・・・「いい人」ですョね〜(笑)
(ここでは、修兵を先輩扱いしておりませんので・・・)

ヒロインちゃんも一世一代の強気発言にでたんですけど・・・
あっさり、かわされちゃいましたね〜。
まぁ・・・離れられない二人、なんですョね(笑)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お時間ありましたら、また遊びに来て下さいませ。