ここに居たい
〔 14番隊医療所 ・ 恋次と修兵が駆け込んで来た 〕
恋次:
は、
は・・・大丈夫なのか!?
隊員: あっ・・・、はい。
もう、心配いりませんので・・・ご安心下さい。
本当に・・・大事に至らなくて、良かったです・・・。
修兵: 「大事に」って・・・そんなに危なかったのかョ・・・。
隊員: はい・・・。
傷は、かなり酷くて・・・・・・。
すぐに連れてきていただけたので、何とか・・・・・・・。
もう少し遅れていたら・・・どーなっていたか・・・・・・。
恋次: もう・・・大丈夫なんだな?
隊員: はい。
恋次: 病室にいるのか?
隊員: はい、あちらの病室です。
修兵: 会っても平気なのか?
隊員: あ、はい。
もう、落ち着かれてますし・・・一人・・・付き添われていますョ・・・。
修兵: 付き添ってるって・・・・・・?
恋次: 行ってみョーぜ。
( 恋次、修兵が病室に入った )
恋次: 鳳・・・・・・。
修兵: 何でお前がいるんだョ。
あ・・・、恋次・・・修兵・・・・・・。
恋次:
・・・もう、大丈夫なのか?
うん。
鳳君が、ここに運んでくれたから、助かったの。
修兵: 「助かったの」じゃねーョ!
お前、何してたんだョ・・・・・・、命まで危ないって・・・・・・。
鳳: すいません・・・。
俺が傍に居たのに、こんな事になってしまって・・・。
恋次: 何があったんだョ。
ケンカに巻き込まれたって、聞いたけど・・・。
鳳: はい・・・。
副隊長と、薬屋から帰る途中・・・10人程がケンカしてて・・・
すでに一人、路上に倒れてまして・・・。
副隊長が、そいつを助けようと近寄った時に・・・・・・
相手のヤツに・・・刺されてしまって・・・・・・。
修兵: 何でそんなヤツ助けに行かせたんだョ!
危ねー状態なの、分かりきってんだろ。
一人止めらんねーで、どーすんだョ!
お前、そんなんでよく「
の事が好きだ」なんて言ってられるョな。
修兵・・・・・・。
鳳君は、全然悪くないんだから・・・。
鳳君が居てくれたから、私は助かったんだし・・・。
もし・・・一人だったら・・・・・・。
恋次: まぁ・・・
鳳のその後の対処が良かったから、大事に至らなくて済んだんだし・・・。
どーせ「このバカ」が、勝手に飛び出して行ったんだろ?
でもなぁ・・・
階級がどーの、とか遠慮なんてしてねーで
もっと、ガツンと言ってやんねーとダメだョ。
力ずくでも、止めねーとな。
鳳: 阿散井副隊長・・・・・・。
あの時一緒に居たのが、俺じゃなくて・・・阿散井副隊長だったら・・・
こんな事には・・・ならなかったんですョね・・・・・。
修兵: お前、情けねー事言ってんじゃねーョ!
そんな風に思うんだったら、もっとしっかりしろョ!
好きな女一人助けらんなくて、どーすんだョ。
いつまでも、そんな事ぬかしてんなら、もう二度と
に近寄るな。
ここからも、さっさと出てけョ!
鳳君・・・ごめんね・・・。
修兵・・・今日ちょっと機嫌悪いみたいだから・・・。
鳳: いえ、檜佐木副隊長のおっしゃる通りですから・・・。
今日の事は、全て俺が悪いんです・・・。
そんな事ないョ。
私は、鳳君に感謝してるから・・・助けてくれて、ありがとう。
修兵:
、甘やかし過ぎだョ・・・。
こいつは、
を危険にさらしたんだぞ。
恋次・・・・・・。
悪いんだけど・・・・・・
今日は、修兵と帰ってもらえるかなぁ〜・・・・・・。
恋次: ん・・・?
あぁ・・・、そーするョ・・・。
病室で騒いで、悪かったな。
ううん・・・。
わざわざ来てくれて、ありがとう。
もう、大丈夫だから・・・。
恋次: あぁ、じゃぁ・・・。
修兵、帰るぞ。 お前、騒ぎすぎなんだョ。
修兵: この一大事に、黙ってられるかョ。
恋次: 「一大事」なんだろ?
の体の事も、ちゃんと考えるんだな。 行くぞ。
修兵: え・・・・・・、あぁ・・・・・・・・・・。
・・・、悪かった・・・。
また・・・な・・・。
鳳、お前も帰るんだョ。
鳳: あ・・・はい。
でも・・・。
修兵: ゴチャゴチャうるせーョ、早く出るんだョ。
鳳: 阿散井副隊長・・・・・・。
恋次: ん?
鳳: 阿散井副隊長は、ここに残ってあげて下さい。
恋次: えっ?
鳳:
副隊長の傍に・・・居てあげて下さい・・・。
恋次: 今日はいいョ。
あいつも一人で居てーんだろ。
鳳: そんな訳ないじゃないですか・・・。
心細いに、決まってます。
阿散井副隊長に、傍に居てもらいたいに・・・決まってます・・・。
恋次: う〜〜〜〜ん・・・・・・。
修兵: 恋次が残るんなら、俺も残るョ。
鳳: いえ、俺・・・・・・
檜佐木副隊長に、お話がありますので・・・・・
一緒に、出て下さい・・・。
修兵: お前、俺にケンカ売ろーってのか?
鳳: そんなんじゃありませんョ。
いいですから、早く出ましょーョ。 お願いします。
修兵: 俺は、お前と話す事なんてねーョ。
さっさと一人で帰れョ。
恋次: 修兵ー・・・話し聞いてやれョ。
もさぁ〜・・・あんな状態だから、そんなに話しも出来ねーし。
でも、心配っちゃー心配だからな。
病室の端っこの方にでも、居させてもらうからさー。
修兵: ・・・・・・分かったョ。
話し終わったら、戻ってくるからな。
恋次: あぁ。
あんまり興奮すんなョな。
お前が鳳いじめると、
の気持ちが余計鳳に傾くからな。
修兵: えっ・・・、あー・・・分かったョ・・・。
でもお前・・・・・・
今日はやけにおとなしいじゃねーか、どーしたんだョ。
恋次: ん? ちょっとな・・・・・・。
の顔見たら・・・力抜けたョ・・・・・・安心してな・・・。
修兵: 恋次・・・・・・。
そんじゃ、ヤツの相手してくるから。
恋次: あぁ。
( 修兵と鳳が、病室から出て行った )
恋次:
、鳳の言う事聞いて、ここに残る事にしたから。
端の方にでも、居させてくれ。
え・・・でも・・・鳳君大丈夫かなぁ〜・・・・・。
修兵と二人になんてなって・・・。
恋次: 大丈夫だョ。
鳳の方が、修兵に話しがあるらしいから。
は、心配しなくていいから休んでろョ。
まぁ・・・うるさくしたのは、俺達だけどな・・・・・・ごめんな。
ううん。
恋次は・・・今日は、怒らないんだね・・・。
恋次: 心配しなくても、
が良くなったら・・・
嫌っていう程、怒ってやるからな。
え・・・、いいョ・・・。
遠慮しときます・・・。
あっ、そー言えば・・・・・・
恋次: 何だョ。
隊長が・・・
恋次が来たら、帰りに隊長の所に寄って欲しいって・・・言ってたョ。
良かった〜、恋次・・・帰っちゃわなくて・・・。
恋次: 隊長さんが・・・?
何で、恋次に用があるのか・・・分かんないんだけど・・・。
恋次: お前・・・・・・
本当は、傷が凄く悪いとかじゃ・・・ねーだろーなぁ〜・・・。
えー、それはないョ。
恋次: じゃあ・・・何なんだろーなぁ〜・・・。
俺、先に話し聞いてくるョ。
うん。
恋次: おとなしくしてるんだぞ。
歩き回ったり、するなョな。
うん・・・。
・
・
・
( 恋次が、隊長と話しをして、戻って来た )
あっ、恋次・・・。
何の話だった?
んーーー・・・、
の今後の事だョ・・・・・・。
えっ? 私の・・・?
あぁ・・・。
もしかして・・・私、辞めさせられちゃうのかなぁ〜・・・・・・。
えっ!?
そんなんじゃねーョ・・・、そんなんじゃねーけど・・・。
が、ここに残るか・・・
ここから出てくか・・・・・・・・・
俺と
で、よく相談しろってさ・・・。
出てくって・・・・・
やっぱり、「辞めろ」っていう事でしょ?
そーじゃなくてさぁ〜・・・。
の前居た所にさぁー、お前達みたいな医療従事者作るための
養成所みたいなのがあんだろ?
あ・・・、うん。
そこのさぁ・・・
教官に、お前が欲しいって・・・前から打診があったんだってさ・・・。
えっ?
そんな事・・・聞いた事ないけどなぁ〜・・・。
隊長の所で、止めてたんだって・・・。
隊長も、悩んだみたいだけど・・・
お前に抜けられると、14番隊が困るからってさ・・・。
そーなんだ・・・。
でもなぁ・・・・・・。
今日みたいな事になって・・・・・・。
14番隊には、戦闘能力ねーから・・・ここで普通にやってくにしても
必ず、危険は伴うからって・・・。
まぁ・・・
14番隊には、最初っから迷惑かけてるもんなぁ〜・・・味方なのに・・・。
・・・うん・・・。
大変は・・・大変だョね・・・・・。
隊長もさぁー・・・・・・
正直なところ・・・、ここに居るよりは、向こうで教官やった方が
安全だし、
の為には・・・いいんじゃねーか・・・って思ってるんだョ。
ずっと、そー思ってたんだけど・・・
に代わる副隊長がいねーから・・・話せなかったって・・・さ。
でも・・・隊長・・・・・
何で恋次に先に話したんだろ〜?
さっき・・・話してくれれば良かったのに・・・。
それは・・・・・・
隊長が、俺の事も考えてくれたんだョ。
隊長は、俺の気持ち分かってるからさぁ・・・・・・。
もし、
が「教官」の方をとって・・・
出て行く事が決まってから、俺に知らせるよりは・・・・・・
俺と
で話し合って決めた方が・・・俺にはいいだろ〜ってさー。
よく分かんないけど・・・
私・・・ここに残っても・・・いいのかなぁ〜・・・?
もちろん、いいに決まってんだろ。
俺は・・・
を、ここから出て行かせるつもりはねーから。
が・・・向こうに行きてーって言ったって・・・・・・
絶対行かせねーョ。
どんな事してでも・・・ここに留まらせたい・・・けどな・・・でも
俺は・・・
お前が何より大切だからな・・・・・・。
の気持ちを・・・尊重するョ・・・。
が・・・向こうで、教官やった方が幸せなら・・・・・・
俺は・・・・・・何も・・・言わねーョ・・・・・。
喜んで・・・とは言えねーけど・・・お前を送り出すョ・・・・・・。
私は・・・ここに残りたいなぁ〜・・・、ここに・・・居たいョ。
こんな失態犯しちゃったから、「出てけ」って言われるのかと思ってたけど
もし、ここに居てもいいなら・・・・・・
ここに居たいョ・・・。
失態って・・・・、
は何も悪くねーだろ?
ううん、私が外で刺されたりしたら・・・
他の皆は、怖くて外・・・歩けなくなっちゃうでしょ・・・・・。
副隊長が、簡単に刺されちゃうんじゃさー・・・。
皆に恐怖感与えちゃって・・・本当に悪い事したと思ってる・・・。
・・・・・・。
もし・・・
皆が、残ってもいいって思ってくれるんだったら・・・残るョ。
そもそも
私みたいに頼りないのが副隊長やってる事が、おかしいんだョねー。
降格人事って・・・あるのかなぁ〜。
あったら・・・平隊員にでもしてもらいたいョ。
私には・・・副隊長なんて・・・無理なんだョ・・・。
お前は、よくやってるョ。
皆だって、ちゃんとついて来てんじゃねーかョ。
何よりも、隊長はお前を信頼してるョ。
お前がいなきゃ困るから、この話しだって・・・
今まで言えなかったんだからな。
はっきり言っとくけど
隊長は、お前に残って欲しいんだョ。
他の皆だって、
が助かって・・・本当に喜んでたぜ。
刺されたのは、お前の失態なんかじゃねーョ。
皆に恐怖感与えたのも、
じゃなくて・・・結局は俺達なんだョ。
え・・・、恋次は全然悪くないでしょ?
私達の為に、いろいろ働きかけてくれたし・・・
何かあれば、力になってくれるし・・・。
でも・・・まだまだ、徹底が足りねーんだョ。
お前が刺されるなんて・・・・・
俺・・・・・何やってんだろーなぁ〜・・・・・・・。
恋次・・・?
どーしちゃったの?
ここん中で、お前がやられるなんて・・・
俺は、自分が許せねーんだョ!!!
命だって、危なかったんじゃねーかョ。
こんな事になったせいで・・・ここから、出てくかもしんねーんだろ?
どんな事しても守りたい!
何があっても失いたくねーのに・・・・・・。
俺・・・・・・、何やってんだョ・・・・・・。
恋次?
ん?
あのさぁ〜・・・、二人で決めろって・・・言われたの?
えっ?
あー・・・、そーだョ。
じゃあ、恋次が反対しなければ・・・
私は・・・ここに居てもいいんだョね・・・?
反対なんて、する訳ねーだろ〜。
は・・・残ってくれるのか・・・?
うん、私は・・・ここに居たい・・・。
教官なんて、向いてないしさぁー。
あ・・・、副隊長もだけど・・・・・。
ここは、実力主義なんだョ。
副隊長なんて、力がなきゃ・・・なりたくても、なれねーんだから。
もっと自信持てョ。
・・・うん。
本当に・・・ここに居てくれるんだな?
隊長に・・・残るって・・・言っていいんだな?
うん。
・・・、ありがとな。
( 恋次が、
の頬にそっと手を触れた )
別に・・・私、何もしてないけど・・・。
いいんだョ。
お前は・・・居てくれるだけで。
( ドアが開き、修兵と鳳が入って来た )
修兵: あっ、恋次・・・、何やってんだョ!
恋次: ん? ちょっとな。
修兵: ちょっとじゃねーョ。 離れろョ。
恋次: 分かったョ。
それよりお前達・・・随分長く話し・・・してたョなー。
仲良くでも・・・なったのか?
一緒に戻って来てるし・・・。
修兵: バカ言ってんじゃねーョ。
こいつとなんて、仲良くなる訳ねーだろ。
鳳: ケンカしてたヤツらのうち、2人逃げたって・・・
うちの連中が教えてくれたんで・・・。
修兵: 鳳が「顔憶えてる」って言うから、一緒に探しに行ってたんだョ。
鳳: 見つけるまで、ちょっと時間かかっちゃいましたけど
見つけてからは、檜佐木副隊長が一緒だったんで、ヤツらも観念して・・・
本当に助かりました。
修兵: 俺は、お前を助けるつもりなんてねーョ。
鳳: はぁー・・・、でも、やっぱりさすがだなぁ〜って。
恋次: 修兵、随分と好かれたもんだな。
修兵: ハァーー?、何言ってんだョ。
冗談じゃねーョ!
鳳: あ・・・、阿散井副隊長・・・・・・あのー・・・・・・。
恋次: ん?
鳳: あの・・・・・・
副隊長は・・・・・そのー・・・・
ここを・・・辞めちゃうんですか・・・?
恋次: 何だ、お前・・・知ってたのか?
鳳: あ・・・いえ・・・
治療が終わった後に・・・
隊長が、三席の方に・・・そんなような事を話していたので・・・。
修兵: 辞めるって・・・何だョ・・・。
どーいう事だョ、恋次。
恋次: んー・・・
結論から言うと、
は辞めたりしねーョ。
なぁ、
。
うん。
あ・・・でも、まだ隊長の許可もらってないけど・・・。
恋次: 許可なんて、いらねーんだョ。
が決めた事が、決定なんだョ。
鳳: じゃあ、残られるんですね・・・
副隊長・・・。
うん。
鳳君にも、いろいろ迷惑かけちゃって・・・・・・。
修兵: こいつになんて「礼」言う事ねーんだぞ、
。
鳳が、もうちょっとしっかりしてりゃー
こんな事には、ならなかったんだからな。
鳳: はい・・・。
申し訳ありませんでした。
修兵: もう、鳳が
に会う事は、禁止だな。
一緒に居たって、何の役にも立たねーんだからな。
お前は・・・
の傍に居る資格ねーョ。
修兵・・・・・・。
鳳君は・・・悪くないョ・・・・・・。
悪いのは・・・私なんだから・・・・・・。
恋次: 修兵・・・、今は、止めとけ。
に、これ以上負担かけるなョ・・・。
今は・・・精神的にも相当参ってるんだからさー・・・。
俺だって・・・鳳に言いたい事は、いっぱいあるョ。
でも・・・今ここで言う事じゃねーだろー。
修兵: 分かったョ・・・・・。
でも俺は、鳳を認めねー! 絶対、認めねーョ。
それだけは、憶えとけョな。
鳳君・・・ごめんね・・・・・・。
鳳君は、何も悪くないのに・・・・・・。
鳳: いえ、檜佐木副隊長のおっしゃる通りですから・・・。
副隊長が・・・「もう、来るな」って言うなら・・・・・・
俺は・・・もう・・・
副隊長の前には、二度と顔を出しません・・・。
恋次: 鳳も、今ここでそんな話しすんじゃねーョ。
が、自分責めるだけだって言ってんのが、分かんねーのかョ。
鳳: ・・・・・・すいませんでした。
恋次:
、何も気にすんな。
お前は、疲れてんだから・・・何も考えないで、少し休めョ。
お前が病室占領してんじゃ、しょーがねーだろ。
早く・・・元気になれョな。
・・・うん・・・・・・。
恋次: 修兵と鳳はうるせーから、今日はもう帰れョ。
修兵: 恋次は・・・まだ帰らねーのかョ。
恋次: 俺は、帰んねーョ。
明日の朝まで、寝ずに看病すんだから。
修兵: えっ?
そんなの許されねーだろ?
恋次: 残念でした!
もう、隊長さんに許可はもらっていますー。
修兵: 嘘だろー。
じゃあ、俺も許可もらって来よーっと。
鳳はもういいから、さっさと帰れョ。
鳳: はい、そーしますけど・・・。
あのー・・・・・・。
修兵: 何だョ。
鳳: もしかして・・・・・・
檜佐木副隊長も・・・
副隊長の事を・・・・・・・・・・。
修兵: だったら何だョ、お前には関係ねーだろ。
鳳: あ・・・はい・・・・・・、でも・・・・・・。
修兵: うるせーな!
「けどー」「でもー」って・・・お前、
の真似でもしてんのか!?
鳳: いえ、決してそんな事は・・・。
でも・・・・・・
副隊長には・・・阿散井副隊長が・・・・・・
いらっしゃるんじゃありませんか?
修兵: えー、
あぁー・・・恋次なんて、居るようでいて、居ねーんだョ!
鳳: えっ?
修兵: 鳳は、恋次と
ができてるって思ってんだから
それで、いいんだョ。
鳳: えっと・・・・・・。
修兵: だからー、
恋次と
は・・・できてるんだろ?
鳳: はい。
修兵: じゃあ、それでいいんだョ。
何回も、こんな事言わせんなョ。
もういいだろー、早く帰れョ。
鳳: はい。
副隊長・・・今日は、本当に申し訳ありませんでした。
お大事になさって下さい。
失礼しました。
鳳君、ありがとうね。
本当に、感謝してるから。
鳳:
副隊長・・・・・・・。
では・・・・・・。
( 鳳が出て行った )
恋次: 修兵と鳳って・・・結構いいコンビじゃねーかョ。
修兵: えーー!!
ふざけた事言ってんじゃねーぞ。
恋次: いや、本当に。
何かこー・・・微妙に信頼関係あるって感じでさー。
修兵: 二度とそんな事言うなョな。
俺は、今日の事は本気で許せねーんだから。
恋次: ま、それは俺も同じだけどな・・・。
でも・・・究極的には・・・
助けてやれなかったのは・・・俺だからな・・・。
あんなヤツに、
を託したつもりなんてねーんだからさ。
不甲斐ないのは、俺だョなー。
修兵: 何かっこつけてんだョ。
その半分は、俺が貰うからな。
俺達二人いて・・・・・・
守ってやれなかったんだからな・・・・・・。
鳳の事・・・どーこーなんて、言えねーョな〜・・・。
恋次: そーだな・・・。
修兵: でも、あいつはすぐ傍に居たんだからなー・・・。
やっぱり、腹立つョ。
絶対、許さねー。
恋次: 鳳の相手は、修兵に任せるョ。
息、合ってるみてーだしな。
修兵: まだそんな事言ってんのか?
俺は、ああいうヤツは、大嫌いなんだョ。
顔も見たくねーョ。
恋次: でも、そーもいかねーだろ?
は・・・気に入ってるみてーなんだからさー。
修兵: 全く・・・・・・
自分の事を、危険にさらすような男の、どこがいいんだョ・・・・・。
恋次: それは・・・俺達からの見た目であって・・・
からしてみれば・・・
助けてくれて・・・頼りにしてんじゃねーのか?
鳳の事だって・・・そんなに弱いとは、思ってないはずだぜ。
修兵: そーかもしんねーなぁ〜・・・。
恋次: いずれにせよ、鳳は要注意だョ。
あいつだけだからなぁ〜・・・
少しの時間だけだったとしても・・・
の「男」でいたヤツってなー。
修兵: 何か・・・さらに腹立ってきたなー。
鳳の事も・・・少し考えねーとなぁー。
恋次: 修兵に任せるョ。
修兵: お前、そんな他人事でいいのか?
恋次: ん?
幸い・・・ヤツは、俺と
ができてるって思ってるからなー。
俺は、
がヤツの方、向かないようにすればいいだけだからな。
まぁ、
の傍にずっと居ればいいって事じゃねーのか?
修兵: 汚ねーぞ。
じゃあ、俺もそーするョ。
恋次: お前は、ちゃんと鳳をブロックしてろョ。
ヤツが危ないのは、確かなんだからさー。
修兵: その役割分担は、納得いかねーョ。
逆だっていいだろ?
恋次: いや、俺・・・あーいうタイプ苦手なんだョ・・・。
ほっとく訳にもいかねーんだし・・・修兵、頼むョ。
修兵: 俺だって・・・あんなヤツ、話したくもねーョ。
ずるいぞ、恋次。
恋次: まぁ、そー言わずに・・・。
あー、お前・・・許可もらいに行くんだろ?
早く行ってこいョ。
修兵: ん?
あー・・・そーだった・・・。
じゃあ、ちょっと行ってくっから。
恋次: あぁ。
( 修兵が出て行った )
恋次・・・?
ん?
あー・・・、うるさくして、ごめんな。
ううん、それはいいけど・・・。
鳳君の事・・・・・・悪く言わないでね・・・・・・。
分かってるョ・・・。
でも・・・・・・そんなに、鳳が・・・いいのか?
えっ?
いいって・・・?
まぁ・・・今は止めとくか・・・・・・。
とにかく
は、早く良くなる事だけを考えろョ・・・、なっ。
うん・・・。
俺も・・・今日は・・・力が抜けたしなぁ・・・・・。
の命が助かって・・・
そして・・・ここに残ってくれる事になって・・・・・・
とりあえずは・・・言う事ねーョな・・・。
・・・・・・。
俺・・・・・・・
隊長と話してる時・・・・・・
頭ん中、真っ白になったョ・・・・・・。
にとっては、ここは危険な場所で・・・
「ここに居たい」って思える程の事なんて・・・何にもねーんだからな・・・。
安全で・・・皆から尊敬される「教官」の方、選ぶ可能性のが・・・
ずっと高いって・・・思ったョ・・・・・・。
さっきは・・・
の考え尊重するなんて・・・かっこいい事、言ったけど・・・・・・
でも・・・
が出て行くって言ったら・・・・・・
きっと、普通じゃ居られなかっただろーなぁ〜・・・・・・。
何が何でも・・・
どんな手使っても・・・
止めに入っただろーなぁ〜・・・。
俺は・・・
やっぱり・・・
が居なきゃ・・・ダメなんだョ・・・・・・。
お前が好きで・・・
好きで・・・
大好きで・・・・・・・
苦しいョ・・・・・・。
fin 2005,11,7 up
あとがき
鳳は、バトルに参戦しているとは、思っていないのですが・・・
勝手に巻き込まれていきそうです。
長文、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お暇がありましたら、また遊びに来て下さいませ。