仕事へ(後編)




               〔 移動二日目 温泉旅館出発後 〕


           恋次:   、一日かけて山越えればいいんだから、ゆっくりでいいからな。


                 うん・・・。

           修兵: 恋次とも話したんだけどさー
               最初から の事、背負ってっちゃってもいいんだけど
               それだと が、自分は邪魔だとか、迷惑かけてるって思うだろうから
               頑張れるところまで、頑張れョ。


           恋次:  疲れたら、無理しなくていいからな。
                お前背負ってくぐらい、俺達にはなんでもねーんだからさ。


           修兵: 絶対無理すんなョな。
                がケガしたり、具合悪くなられても、俺達には治せねーんだからさ。



                うん・・・。
                何だか・・・最初から迷惑かけてるョね・・・。


           恋次:  だから、迷惑じゃねーって言ってんだろ!
                今度、迷惑だとか邪魔だとか言ったら、何か罰ゲームでもやらせるぞ。


           修兵: あぁ、そーしようぜ。
                の迷惑だとか、邪魔って言葉、こっちが不愉快になるからな。



                え・・・・・・。


           恋次:  この辺は、昼間は安全だから
                ただの山登りだと思って、楽しく行きゃーいいんだョ。


                うん・・・。

                あっ、でも昨日の夜・・・
                何か外、騒がしかった気がするけど・・・。


           修兵: あぁ、ちょっと手こずってたみてーだけどな。


     
                恋次達も行ったの?


           恋次:  いや。
                まぁ、あんまり長引くようなら、行ってやろーと思ったけど
                あの位の相手なら、練習にも丁度いいしな。
                下手に俺達が、手出さねー方がいいんだョ。



                へぇ〜。


           恋次:  何だョ。



                ん?
                仕事となると、やっぱり凄いんだなぁ〜って思ってさ。


           恋次:  今頃そんな事言ってんのかョ。
                あ、でも・・・ちょっとは見直したか?



                え、最初から「凄い」って思ってるョ。


           恋次:  そーか?
                全然そんな風には、見えねーけどなぁー。


           修兵: ちょっと・・・気になるんだけどさぁ〜・・・。


                ん?


           修兵: いつも「仕事では」とか「仕事になると」って・・・言うでしょ〜。
               まぁ、仕事ぶりを認めてくれるのも、嬉しいけどさぁ〜・・・。
               普段の俺達って・・・どーなんだョ・・・。



                えっ?


           恋次:  普段はダメなんだろ〜。
                修兵は、どー思われてんのか知んねーけどさぁー
                俺は、 に「やられっぱなし」って感じだからなー・・・。
                威厳もへったくれもねーしなぁ・・・。

                              そんな事ないョ。
                私は、仕事で一緒になる事は、少ないんだから・・・。
                どっちかって言うと、普段の方を頼りにしてる訳だし。

                でも・・・「やられっぱなし」って・・・どーいう事?


           恋次:  え・・・。
                 は、俺の気持ち・・・全然分かってくんねーだろ〜・・・。
                いつも、冷たくあしらわれてるっていうか・・・
                いじめに近いもんがあるョなー。



                えーー?
                いじめ・・・って・・・
                そんな事してないでしょ〜・・・。


           修兵:  には、そんなつもりねーんだョな。
               まぁ、恋次には興味ねーって事なんじゃねーのか?


           恋次:  うるせーョ。
                修兵の事だって、何とも思ってねーんだョ。



                あっ・・・。


           恋次:  どーした?



                この先って・・・凄い岩場だね・・・。


           恋次:  あぁ。
                ここは、ちょっと には厳しいから、俺が背負って行くョ。
                あー、迷惑じゃねーからな。
                変に気にすんなョな。


           修兵:  には、何箇所か大変な所があるから
               そこは、俺達が背負って行くョ。
               これは、最初から分かってた事だから、気にするなョな。



                うん・・・・・・。
                とても私には無理みたいだけど・・・。

                やっぱり帰ったら、ちゃんと報告しておくョ。
                一人じゃ行けもしない場所に、振り分けられるなんて・・・
                絶対おかしいもん・・・。


           恋次:  余計な事は、言わないでくれって言っただろー。
                こんな事、何でもねーんだからさー。


           修兵:  だって副隊長なんだし
               いろんな場所の実情、知っとくべきだと思うんだョな。

               俺達は、 を見回り場所まで連れて行く事も
               任務の1つだと思ってるし。
               許可取る時も
               「責任持って連れて行きます」って言ってあるんだからさー。


           恋次:  無理だ・無理だ、って言ってたら
                簡単な任務だって、やらせてもらえなくなるんだぞ。
                それでもいいのか?

                医療所以外じゃ、何もやっちゃいけなくなるんだからな。
                お前は、それが嫌なんじゃなかったのか?



                でも・・・・・・
                この岩場越えるのなんて・・・私には、本当に無理なんだもん・・・。


           恋次:  そんなの分かってるョ。
                分かってて、俺たちが連れて行くって言ったんだから
                任務的には、問題はねーんだョ。

                これで、 に「移動は無理でした」なんて言われたら
                俺たちが、 連れてくのが無理だった・・・って事になっちゃうんだョ。
                俺達の任務は・・・失敗だった・・・てな・・・。



                うん・・・・・・。


           恋次:  報告なんて・・・しねーョな・・・。
                俺達・・・大変そうじゃねーだろ?



                うん・・・分かったけど・・・。
                あのさぁ〜・・・、許可取る時って・・・何?


           修兵: え・・・、それはさぁ〜・・・。
                連れてくにあたっては、多少そーいうのが必要なんだョ。
               そんな事、気にしなくていいからさ・・・。


           恋次:  そーだョ、細かい事は・・・気にすんな。
                一応、お前んとこの隊長さんに話したり・・・したろ?
                そーいう事、言っただけだからさー。

                もういいだろ?
                無理だとか、迷惑だとか・・・この類の話しは一切なしだからな。
                とにかく、来ちゃったんだから・・・行くしかねーだろー。
                これ以上、ゴチャゴチャ言うなョな。



                うん・・・・・・。


           恋次:  よし、じゃあ・・・背負ってくから、早くしろ。
                 には・・・
                少し速めに移動してくから、しっかりつかまってろョ。



                うん。


           恋次:  じゃあ、行くぞ。

                          

           恋次:  どーする?
                この先、もう1箇所岩場があんだけど、そこまで・・・このままで行くか?



                ・・・・・もう・・・岩場越えちゃったの・・・?


           恋次:  あぁ。
                 背負ってたから、少しゆっくり移動したけどな。



                えっ・・・、これがゆっくりなんだ・・・。


           恋次:  何だョ・・・、もっと速くが良かったか?


           修兵: 次の岩場は俺が運んでやるから、もっと速くしてやるョ。



                そーじゃなくてさぁ・・・・・。


           恋次:  あー、もう止めてくれョ。
                足手まといとか、そーいうのは。



                うん・・・。
                でも〜・・・・・・
                私が居なかったら・・・本当にすぐ着くのにね・・・ごめんね・・・。


           恋次:  謝ったりすんなョ。
                無理に連れてきたのは・・・俺達なんだからさ〜・・・。


           修兵: そーだョ。
                は、やれって言われた事やってるだけなんだから
               謝る必要なんて、ないんだョ。



                うん・・・恋次、修兵、ありがとう〜。
                二人には申し訳ないんだけど・・・
                私・・・二人と一緒の組で、良かったョ。
                全然知らない人とあたる可能性も、あったんだョね〜?


           恋次:  え・・・・・・。
                あー・・・、ない訳じゃ・・・ねーけどな・・・・・・。


           修兵: でも・・・多分可能性は「0」だな。
               俺達が、無理に申請したんだから・・・
               他のヤツとあたるって可能性はないからな。



                えっ?


           恋次:  何でもねーって。
                もし、 が他の組になっても
                俺が交渉してこっちにしてもらったからな。



                恋次・・・・・ありがとう〜。


           修兵: 恋次だけかョ。



                ううん、修兵にも凄く感謝してるョ・・・ありがとう〜。




           恋次:  修兵は一言余計なんだョ。 許可とか申請だとか・・・気をつけろョ。
           修兵: あぁ・・・悪ぃ・・・。




                どーかしたの?


           修兵: ん?
               いや、別に・・・。
               俺の方こそ、ありがとな。
                と一緒に任務出来て、嬉しいョ。


           恋次:  こーいう緊迫してねー任務ばっかりだったら、いいんだけどなぁ〜。


           修兵: そーだな〜。
               でも、普通俺達が出てくようなのは・・・。


           恋次:  やっかいなのが多い・・・って事だなー。



                二人共、気をつけてね。
                大きな任務って・・・危険なんでしょ・・・?


           恋次:  おっ、珍しいじゃねーか。
                 が、優しい言葉かけてくれるなんて。



                え・・・、私って・・・そんなに優しくないのかなぁ〜・・・。


           修兵: そんな事ねーョ。


           恋次:  あぁ、 は十分優しいョ。
                それでも、優しい言葉かけてもらえると・・・すっごく嬉しいんだョ。

                あー・・・、そろそろ次の岩場かぁ〜・・・。
                もっとゆっくり歩けば良かったなー・・・。


           修兵: じゃあ、次は俺が運んでやるから、恋次から下りろョ。



                うん・・・・・。
                でも・・・運ぶって・・・私って荷物みたいだね・・・。


           修兵: えっ?
               まぁ・・・そーだな。
               俺にとっちゃ、自分の命より「大切なもの」だからな。

               こっちの岩場は、上下の落差が大きいから
               あんまり、いい気分じゃねーかもしんねーけど・・・
               ちょっとだから、ガマンしろョな。



                うん、お願いします。


           恋次:  お前、俺の時・・・そんな事言ったか?



                えっ?


           修兵: そんな事気にしなくていいョ。
               恋次なんか、適当でいいんだからさ。

               それじゃあ、行くからな。 しっかりつかまってろョ。



                うん。

                          

           修兵: 大丈夫だったか?



                うん。


           修兵: これで、一番の難関の岩場は越えたからな。
               あー、俺達には、ちっとも難関じゃねーからな。
               全然苦労もしてねーし、疲れもしてねーからさ。



                うん、でも・・・本当に「あっ」と言うまだね。
                今のもゆっくりなの?


           修兵: そーだな〜、普通よりはゆっくりだな。



                じゃあ、全力だったら・・・凄いんだね・・・。


           修兵: まぁな。
               でも・・・俺達より速い方々も、何人もいるからな・・・。



                隊長さんとか?


           修兵: あぁ。



                やっぱり・・・私達14番隊には、場違いな所だね・・・。


           恋次:  そんな事ねーョ。
                持ってる能力が違うってだけだろ〜。

                もしここに、俺と修兵しかいなくて・・・
                修兵が、両足骨折でもしたら、動けなくてどーにもならなくなるだろー。
                下手したら、死ぬかもしんねーしな。

                でも、 が居ればさぁー
                骨折くらいなら、それこそ「あっ」と言うまに治せるじゃねーかョ。
                その能力はすげーョ。
                俺達じゃ、どんなに頑張ったって出来ねーからな。


           修兵: その例え、気に入んねーなー。
               ケガするのは、自分にしとけョな。
               俺は、そんなへましねーからな。


           恋次:  うるせーョ。
                自分だってさっき「恋次なんか適当でいい」とか言ってたじゃねーかョ。



                あ・あのさぁ〜・・・。


           恋次:  何だョ。
                あー、もう下りろョ。
                この先は当分、 でも歩いて行けるからさー。



                あ、そーなんだ。
                じゃあ、修兵・・・下ろして。


           修兵: 当分このままでいいョ。
               恋次だって、結構背負ってたじゃねーかョ。


           恋次:   は、出来る限り自分で移動してーんだョ。 そーだろ?



                うん・・・。


           恋次:  ほらみろ。
                下ろしてやれョな。


           修兵: 恋次は汚ねーョな。
               自分は下ろさなかったくせにさー。


           恋次:  さっきの場所は、ここみてーに安定してなかったからな。
                ここは、普通のハイキングコース程度なんだから、下ろしてやれョな。


           修兵:  ・・・・・・下りるか・・・?
               もう少し、このままでいろョ。
               この先まだまだ歩く所は、いっぱいあるからさ〜・・・。
               なっ?
               いいだろ?



                え・・・でも、修兵が疲れちゃうんじゃないの?


           修兵:  背負って、この山まるまる越えたって、全然疲れもしねーョ。
               だから・・・もう少しさぁ〜・・・・・・。




           修兵: あっ!
               恋次、何すんだョ!

               ( 恋次が後ろから に手をかけ、修兵の背中から下ろした )


           恋次:   が下りたいって言ってんだから、下ろしてやったんだョ。


           修兵: てめー!!



                あ・・・修兵・・・。
                あ・あの・・・、ありがとう〜。


           修兵: ん?



                修兵・・・運んでくれて、ありがとう〜。
                まだ・・・私が通れない所って・・・あるの?


           修兵: んー、後・・・川を渡んなきゃなんねーんだョな・・・。
               その他は、無理って訳じゃねーけど・・・川は、無理だな。



                じゃあ、その時は・・・またお願いします。


           修兵: おぅ。 任せろョ。
               いい気分だなー、 に頼りにされるのって。
               恋次はもういいから、先に小屋に行っててもいいぜ。


           恋次:   、どーいう事だョ。
                俺には「ありがとう」も言わねーし・・・
                修兵に「お願いします」だとー!?


           修兵: 恋次、 にあたるのはよせョ。


           恋次:  お前は黙ってろ。

                 、こっちに来いョ。



                え・・・・・・。


           恋次:  いいから、こっちに来い!

               ( 恋次に手をつかまれたが・・・すぐに、恋次の掌が の掌と重なり )



                れ・恋次・・・ごめんなさい・・・。
                お礼・・・言い忘れてた・・・・・あ・あの・・・ありがとう・・・。


           恋次:  いいんだョ、そんな事。



                えっ?


           恋次:  川は、最後の最後にあるからな
                それまで、ず〜っと手つないで行こうな。



                え・・・・・・。


           修兵: 恋次・・・・・・。
               お前は本当に汚ねーョ。
               やる事も強引だしなー。


           恋次:  うるせー、俺は、俺のやりたいようにやるョ。

                あー、お前勘違いすんなョな。
                 は、別にお前を選んだ訳じゃねーからな。
                あの時、俺達が言い争ってたから、 はお前をなだめようとして
                「お願いします」って言っただけだからな。


           修兵: お前、随分詳しいじゃねーかョ。
                の心なんて、ちっとも分かんないんじゃねーのか?


           恋次:  残念ながら、 が思ってる事は・・・なんとなく分かるんだョ。
                今までの経験と合わせたりしてな。

                分かんないのは、俺じゃなくて
                 が、俺の気持ちを全然分かってないんだョ。


           修兵: まぁそれも、致命的だけどな。


           恋次:  うるせーなー。
                ま、俺達は・・・
                手つないで、ゆっくり歩いていくから、お前は勝手に一人で行けョな。




                恋次?


           恋次:  ん? 何だョ?



                この間さぁ〜・・・帰りに鳳君の所に、寄ってくれたんだョね〜?


           恋次:  あぁ、薬屋行くの断ってきたけど・・・
                それがどーかしたのか?



                鳳君、何か言ってなかったかなぁ〜・・・。
                次、いつにするとかさぁ〜・・・?


           修兵:  と鳳って・・・いつも日にち決めて・・・
               約束して、薬屋行ってんのか?



                いつもじゃないけどね。
                急な時とかは、私一人で行くし・・・。

                でも・・・大体、鳳君の都合のいい日に合わせて
                一緒に行くようにしてるけど・・・。


           修兵: 何だョそれ、まるでデートみてーじゃねーかョ。



                デートって・・・そんなんじゃないョ・・・。


           修兵: 鳳にしちゃ、デートそのものだョ。


           恋次:  次はなぁ・・・
                ヤツは再来週いつでもいいって言ってたけど、それも断ってきたョ。



                え・・・何で?
                再来週には行かないと・・・薬減っちゃうから困っちゃうし・・・。
                まぁ・・・、一人で行けばいいや。


           恋次:  再来週は、俺が一緒に行ってやるョ。
                いつでもいいョ。
                もし、急に何か入ったら、俺の部下の女つけてやるから。
                あー、女って言っても
                お前とは作りが違うからな、何をどれだけ持たせても、大丈夫だからな。


           修兵: じゃあ、その次は・・・俺が一緒に行ってやるョ。



                え・・・、いいョ・・・。
                二人に頼めるような事じゃないもん。

                本当は、鳳君にだって頼めるような事じゃないんだけどさぁ〜・・・。
                11番隊は、14番隊のフォローも
                仕事のいっかんとして、見てくれてるみたいだから・・・
                ちょっと甘えちゃってるんだョね〜・・・。


           恋次:  本当は、毎回俺がついてってあげてーけどな・・・そーもいかねーし。

                とりあえず、今回は俺が行くョ。
                ヤツにもそー言ってきたんだし、行かねー訳には・・・いかねーんだョ。

                次は修兵が行くとしても・・・
                その次からは、また鳳に行ってもらうしかねーんだョな・・・。
                あんなヤツでも、居ねーよりはましだしな。
                鳳にも、何かあったら俺の名前出せって言ってあるし。




                恋次・・・・・・酷いョ・・・あんなヤツだなんて・・・。
                そりゃぁ・・・恋次と比べたら、全然力不足なんだろうけど・・・。

                でも・・・薬取られそうになった時も・・・
                薬も私も守ってくれたし・・・ とっても親切だし・・・・・・。

                私は・・・すごく頼りにしちゃってるし・・・頼りになるもん。




           恋次:  悪かったョ・・・・・・。
                確かに、アイツはアイツなりに一生懸命やってるョな・・・。


           修兵: 本当に は・・・鳳には優しいョな・・・。
               だからあいつも・・・
                は恋次のもんだって思ってても・・・
                から、離れらんねーんだろうな〜・・・。


           恋次:  情けねーョな〜・・・アイツなんて気にしてるよーじゃさ〜。

                ま、でも今回はっきりと
                「 は俺の女だ」って言ってきたから
                アイツから、 に対して行動起こすような事は、ねーと思うけどさ。


           修兵: 何かそれって・・・いいんだか、悪いんだか、分かんねーョなー。
               鳳ブロックするには・・・いいんだろうけど・・・。
               勝手に噂立てられるのとは、訳が違うからなー。
               気分よくねーなー。


           恋次:  気にする事ねーョ。
                その内、現実にしてみせるからさ。


           修兵: 無理、無理。 恋次には絶対無理だョ。
               まぁ、せいぜい夢の世界でも、楽しんでろョな。
               最後に勝つのは、俺だからさ。



                二人共・・・鳳君の事、いじめたりしないでね。
                鳳君は、恋次の事も修兵の事も、尊敬してるし
                目標にしてるんだからさ〜。

                二人の事・・・かっこいいって、いつも言ってるョ。


           恋次:  アイツにかっこいいって言われてもなぁ〜・・・。


           修兵: 全然嬉しくねーョな〜・・・。


           恋次:  それから、いじめてなんていねーからな。
                人聞きの悪い事、言うなョな。


           修兵: 意見するのは、いじめとは違うからな。
               大体あんなヤツ・・・じゃなかった・・・
               鳳いじめる程、俺達小さくねーョなぁー。



                ならいいけど・・・。


           恋次:  鳳、鳳って・・・そんなにヤツがいいのか?


           修兵: そーだョな〜、まるで俺達が、悪者みてーな言い方だもんな〜。




                え・・・。
                でも・・・私には、味方ってあんまりいないでしょ・・・。
                鳳君は、最初からずっと・・・手伝ってきてくれた人だもん・・・。
                私は・・・大切に思ってるョ。


           恋次:  まぁ・・・そーだョな・・・。

                何ですぐにヤツの話しになっちゃうんだろーなぁ〜・・・。
                俺達・・・気にし過ぎだョな。


           修兵: そーだョな〜。
               あいつが居ようが居まいが、関係ねーんだョな。


           恋次:  そうそう、だって は、俺のもんだもんなぁ〜。



                えっ?



           修兵: 恋次・・・それは、夢ん中だけだョ・・・。
               お前が夢見るのは勝手だけどな・・・。
               現実は、どーみてもお前が一番出遅れてんじゃねーのか?
               そーやって、一生夢見てろョな。


           恋次:  うるせーな〜。
                現実は・・・
                今、俺と は、こーやってしっかり手を握りあってんだョ。
                お前の入る隙間なんて、ねーからな。

                あっ、
                この先、ちょっと足場悪いから、俺が抱いてってやるからな。

               ( 恋次が を抱き上げた )


           修兵: 恋次・・・。
               お前、さっきと言ってる事が違うじゃねーかョ。
                は、自分の力で移動したいんだろ?


           恋次:  危険な所は、別だョな。


           修兵: ここの何処が危険なんだョ。


           恋次:  俺が危険って言ったら、危険なんだョ。
                お前はいいから、先に川の所に行ってろョ。
                あー、どーせなら・・・小屋まで行っちゃっていーぞ。
                川も俺が運んでやるからさ。




                 ・・・。
                俺だって、鳳に負けないくらい・・・
                最初からず〜っと の事・・・見守ってきたんだぜ。

                 に会うのが、楽しみで・・・・・・

                会って話すのが、楽しくて・・・・・・

                 に頼られるのが、嬉しくて・・・・・・


                そして・・・会えねー日々が・・・寂しくて・・・・・・・。




                ずっと と一緒に居てーなぁ〜・・・。

                夢なんかじゃねーョ。
                絶対・・・絶対、現実にしてみせるからな。




                 ・・・、もっと俺を見てくれョな。

                お前に一生懸命な・・・俺の姿をさ。

                                                                 fin                        2005,11,19 up

 

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あとがき

いつも「題」つけるのが難しくて・・・
ろくな「題」つけられないんですけどね〜・・・。
今回の話しが、一番悩みました・・・変な「題」ですいませんです。
創造力みたいなのがないんですョね〜・・・。
「題」決めるのが、すごく苦手です。

長文、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お時間ありましたら、また遊びに来て下さいませ。