忘れてた・・・(前編)
〔 医療所 ・ 医務室 〕
( コンコン )
宝生: 失礼します。
( 宝生が、中に入った )
宝生:
副隊長、ちょっといいですか?
はい・・・、何ですか?
宝生: えっとですね〜・・・
今度、親睦会で「新年会」やる事になったんですョ。
で、私が14番隊側の幹事になって・・・。
あ、そーなんだ〜。
よろしく、お願いしますね。
宝生: はい。
それでですね〜・・・
副隊長って・・・
親睦会の出席率、すご〜く悪いって聞いたんですけど・・・。
え・・・。
うん・・・・・、そーだね・・・・・。
宝生: 11番隊の人達、怒ってましたョー。
「何で、出て来ないんだ」って。
え・・・、そーなの・・・・・・?
どーしョ〜・・・・・・。
今度、ちゃんと謝りに行きます、って・・・言っておいてくれる?
宝生: って言うのは嘘でー
でも、出て来て欲しいって・・・
副隊長と、話しがしたいって・・・言ってましたョ。
これは、本当です。
宝生さん・・・・・・。
宝生: 私が、「初幹事」なんですから、絶対出席して下さいね。
うん・・・。
で・・・、いつなの?
宝生: 今度の 土・日 です。
大丈夫ですョね?
え・・・、今度の 土・日 ・・・・・・。
あのね〜・・・
ごめんね・・・、もう予定入っちゃってるんだ〜・・・。
宝生: えーー、そーなんですか〜・・・?
そんなの、断っちゃって下さいョー。
一緒に行きましょうョ、温泉。
え!!??
親睦会って・・・温泉に行くの・・・?
宝生: はい、そーですけど・・・、何か?
え・・・、ううん、何でもないけど・・・。
でも・・・、ごめんね・・・。
やっぱり、行かれないョ・・・。
ちょっとや、そっとじゃ・・・
断れそーにないんだョね・・・こっちは・・・。
宝生: そーなんですか?
代わりに、私が断ってきてあげましょうか?
仕事関係じゃなきゃ、断れないって事、ないと思うんですけど。
うん・・・、そーなんだけど・・・。
でも、無理だと思うから・・・。
それに・・・
宝生さんに行ってもらう訳には・・・絶対いかないから・・・。
宝生: えっ?
あ、何でもないからね。
ごめんね・・・、今回はパスという事で・・・。
皆にも、謝っておいてね。
宝生: 分かりました・・・。
あのー・・・、当日参加でも構いませんので・・・
努力はして下さいね・・・断る・・・。
・・・うん。
宝生: では、失礼しました。
うん。
幹事・・・頑張ってね。
宝生: はい。
・
・
・
わぁ・・・、何か、まずい事になってきたなぁ・・・。
恋次の所に・・・行ってこなきゃ・・・・・・。
・
・
・
〔 恋次の副官室 〕
( コンコン )
ですけど。
入れョ。
(
が、中に入った )
恋次・・・・・・。
ん? 何だョ。
あのさぁ・・・・、今度の 土・日 なんだけど・・・・・・。
えっ?
今度の 土・日 は、二人で温泉行くんだろ?
行かれねーとかは、許さねーからな。
やっと・・・念願叶って・・・
二人だけで、温泉行く事になったんだからさー。
うん・・・・・・。
行かれないんじゃ、ないんだけどさぁ〜・・・。
行かない方が、いいと思うョ・・・。
えーーー、何でだョー・・・。
やっぱり・・・一緒の部屋じゃ・・・嫌か・・・?
俺・・・絶対、何にもしねーからさ。
何にでも、誓うョ。
今回はさぁ〜・・・
二人っきりなのに、お前・・・「同じ部屋でいい」って
すんなり言ってくれて・・・。
俺・・・それだけで、凄く嬉しかったんだョ。
絶対お前の「気持ち」や「心」・・・
踏みにじったりしねーからさー・・・。
俺の事・・・信じてくれョ・・・。
恋次の事は、信じてるョ。
あのね〜・・・そーいう事じゃなくてね〜・・・。
今度の 土・日 親睦会で、新年会やるんだって・・・。
えっ?
それに・・・「出ろ」って言われたのか?
お前なぁ〜・・・
俺と先に約束してんだぞ、そんなの断れョ。
予定が入ってんだから、断れんだろーー。
まさか・・・
「親睦会に出る」って・・・言ったんじゃねーだろーなーー。
断ったョ。
えっ?
なら・・・問題ねーんじゃねーかョ。
驚かすなョな。
俺は、今回出かけんの・・・凄く楽しみにしてんだからな。
でもね〜・・・やっぱり、止めとこーョ。
行かない方がいいョ・・・。
え・・・・・・。
・・・・・・、何でだョ・・・・・・。
俺と出かけんの・・・そんなに嫌なのか?
まぁ・・・男と二人で、一泊旅行だからな・・・・・
不安なのは・・・分かるけどさー・・・・・・。
俺は・・・お前の事だけは、絶対傷つけたりしねーからさー。
俺は・・・自分の命より、
の方が大切なんだョ。
お前の望まねー事は・・・出来ねーからさー・・・。
だからね、そーいう事じゃなくてさ〜・・・。
あれ?
私、言ってなかったっけ・・・?
親睦会・・・温泉でやるって・・・。
えっ・・・?
今度の 土・日 親睦会の新年会、温泉行ってやるんだってさ〜。
うちの方の幹事は、宝生さんでね・・・
張り切ってるみたいだったョ。
だからさー・・・
温泉は、止めた方がいいョ・・・。
絶対、宝生さんとも会っちゃうだろうし・・・。
それよりも何よりも・・・
二人で温泉行ってるところなんて、皆に見られたらさぁ・・・
まずいでしょ?
しかも、同じ部屋に泊まるなんてさぁ〜・・・。
まぁ・・・私と恋次は、全然何でもないんだけどさー・・・
でも、さすがにね〜・・・
周りは、誤解すると思うし・・・・・。
んーー・・・。
まぁ、俺は誤解されても、全然構わねーし・・・
誤解されたり、お前と噂立つ方のが、嬉しいけどな。
でも・・・
は、女だもんなぁ・・・。
しかも、俺の事なんて・・・好きでも何でもねーんだしなぁ・・・。
好きでもねー男と、温泉に泊まりに行ってるところなんて見られたら
何言われるか・・・分かんねーもんなー・・・。
「そーいう事、平気で出来ちゃう女」って、思われちゃったら
大変だしなー・・・。
結局は・・・俺が・・・
の心・・・傷つけちゃうって・・・事だもんなぁ・・・。
諦めるしか・・・ねーか・・・。
うん・・・、今回は止めとこーョ。
その方が、恋次もいいでしょ?
え、よくねーョ!
俺は・・・お前と温泉行きてーョ。
は・・・
「二人で温泉行こう」って言っても・・・
中々「うん」って、言ってくれなかったじゃねーかョ・・・。
それが・・・やっと・・・
やっとだぞ、「いいョ」って言ってくれてさー・・・。
あーーーーー、ついてねーーーーー!!!
少し暴れてくっかなーー!
何かで発散しなきゃ、俺の気持ち、治まんねーョ。
恋次・・・。
温泉はさぁ〜・・・また今度・・・そのうち行けば、いいじゃない。
別に、私とじゃなくたって、いいんでしょ?
だったら、誰か誘って・・・
あ、「好きな人」誘ってみなョ、ねっ!
それの方が、私となんて行くよりも、ずっと楽しいョ。
そーしなね。
ほらみろ・・・。
出だしに、戻っちゃったじゃねーかョ・・・。
大体、そー始まって・・・
好きなヤツと行け、って・・・。
そこから
が、「いいョ」って言ってくれるまでは・・・
すげー時間かかんじゃねーかョ。
やっぱり今度の 土・日 、温泉行こーぜ。
これはもう、約束した事だからな。
嫌とは、言わせねーぞ。
え・・・、恋次・・・・・・。
親睦会のやつらより、早く行って・・・
で、ずっと部屋から出なきゃいいだろー。
帰りは、やつらが帰ってから、ゆっくり帰ればさー。
たとえ、途中で追いついちゃったとしても
温泉行ってたって、バレなきゃいいだけだろ?
それでいいョ。
そーしョーぜ。
え・・・、ずっと部屋から出ないって・・・・・・。
だったら・・・
わざわざ、あんなに遠くまで、行かなくたっていいんじゃないの?
ここに居るのと、変わらないと思うけどなぁ〜・・・。
全然違うョ。
「
と二人っきりで出かける」っていうのが、楽しいんじゃねーかョ。
しかも遠出で・・・一泊なんて・・・
を二日間・・・独り占め出来るって事だろ?
俺にとっちゃ、夢みたいな事なんだョ。
もう、「行く」って決めたからな。
え・・・。
ずっと部屋の中に居るなら、温泉行く意味ないでしょ・・・?
止めとこーョ・・・。
無理して行く事・・・ないョ・・・。
温泉は・・・入れるョ。
宴会場と浴場は、離れてるからな。
やつらが、宴会やってる時に、入りに行けば大丈夫だョ。
不安なら・・・俺が抱いて、猛スピードで運んでやるョ。
風呂は、貸切にしてあるし・・・絶対大丈夫だョ。
でもさぁ・・・
そこまでして・・・行く必要ないでしょ・・・?
何か、気が休まらないっていうかさぁ・・・楽しくないもん・・・。
え・・・・・・。
そんなに嫌か? 俺と・・・ずっと部屋に居るのって・・・。
ううん、全然嫌じゃないョ。
ただ・・・もしも・・・バレちゃった時さぁ・・・・・・。
相手が俺じゃ・・・嫌なのか・・・。
俺と・・・そのー・・・・・・
関係があるって思われるのが・・・嫌って事だョな・・・・・。
うん・・・・・・。
まぁ・・・そーだね・・・。
そーか・・・・・・。
分かったョ。
が、そんなに嫌なら・・・しょーがねーョな・・・。
そんなに嫌なのか・・・・・俺の事・・・・・・。
これって・・・「振られた」って事だョな・・・。
俺に・・・「諦めろ」って、いう事だョな・・・。
・・・・・・
悪いけどさぁ〜・・・
もうちょっと、はっきり振ってくれョ。
俺・・・お前の事だけは・・・諦め悪くてョー・・・。
「売り言葉に買い言葉」ぐらいの勢いねーと・・・
ここからお前・・・帰せなくなりそーだョ・・・。
未練がましいけどな・・・・・
でも・・・やっぱり俺は・・・お前が好きだからさぁ・・・。
このままお前抱きしめて・・・離せなくなりそーだョ・・・。
「行かないでくれ」って・・・
「俺を・・・一人にしないでくれ」ってさぁ・・・。
恋次??
何言ってるのか・・・よく分かんないんだけど・・・?
え・・・だからー
は、俺と一緒のところ見られたら、嫌なんだろ?
うん。
「うん」って・・・・・・。
なら・・・、俺の事は、嫌いなんだろ?
嫌いならさー・・・
もっとこぅ・・・はっきり「嫌い」とか
俺の悪口でも何でも言ってくれ、って言ってんだョ。
遠回しに「嫌いじゃないけど・・・でも・・・どーのこーの」
とかじゃ、俺はお前を・・・離せねーんだョ。
嫌いじゃないョ。
だからー
そーいう言い方じゃ、ダメだって言ってんだろ!
恋次・・・・・・。
恋次は私の事・・・そんなに嫌いなの?
嫌い・・・なんだョね・・・。
分かったョ。
じゃあね・・・。
ちょっと待て!
( 恋次がドアの前に立った )
大概にしろョ!
まぁ、俺を怒らせた方が、早く話はつくョな。
でもなぁ・・・この場合は、違うだろ。
そりゃーこの逃げ方なら、お前は楽だろうョ。
俺が嫌ってるって事にして、「じゃあね」だもんな。
お前の心は、痛まねーョな。
恋次・・・、何をそんなに怒ってるの・・・?
お前が俺を、バカにし過ぎなんだョ。
「悪口でも何でも言え」って言ったけどなぁ〜
それは、お前が俺の「嫌だ」って思ってるところとか・・・
どれだけ嫌いかを・・・言ってくれって事で・・・
お前の気持ちを、聞かせて欲しいんだョ。
俺が、お前を嫌ってるって・・・!?
残念だけどなー・・・
どれだけ、バカにされョーが・・・俺は、お前が好きだョ。
どーにもなんねーんだョ・・・、この気持ちは・・・。
俺と一緒に居たくねーんだろ?
だったら、さっさと・・・俺のどこが・・・何が嫌いか、言ってけョ。
怒ってる様に、見えるかもしんねーけど・・・
に対しては、ちっとも怒ってなんてねーョ。
手、上げたりしねーから、何でも思ってる事言ってくれョ。
それで・・・・・何とか、終わりにさせるからさー・・・。
私は・・・
出来れば、恋次と・・・一緒に居たいけど・・・・・・。
えっ?
お前なぁ〜・・・
怒んねーから、中途半端な事言うのは、止めろョな。
俺と一緒のところ見られたら・・・嫌なんだろ?
うん・・・・・。
だって・・・・・・、宝生さんも居るんだョ・・・。
宝生さんに、何て言えばいいの・・・?
恋次と私が
温泉に一緒に泊まってるところなんて、見られちゃったらさー・・・。
こんなんでも・・・私は一応、彼女の上官なのにさ〜・・・
彼女の気持ち知ってて・・・騙してるっていうか・・・
裏切ったみたいじゃない・・・・・。
宝生さんが、温泉行くの知ってて・・・
そこに、恋次と行くなんてさぁ・・・・・・。
もし、私が同じ事されたら・・・
そんな上官の下で、働きたいなんて思わなくなっちゃうョ・・・。
心も・・・凄く傷つくだろうしさ・・・。
お前が嫌がってた理由って・・・あの女の事か・・・?
うん。
まぁ・・・恋次と二人で、温泉行くって決めた時点で・・・
裏切ってる様なもんかも、しれないけどさぁ〜・・・。
でも・・・
別に、恋次と出かけちゃいけないって訳でもないだろうし・・・。
宝生さん来る前から、会ったり、出かけたり、してたんだからさー。
でも、さすがに今回は・・・同じ所に行くんじゃね〜・・・。
会わないようにって、「部屋にこもってる」っていうのは・・・
悪い事してるみたいな気がするし・・・
騙してるョね・・・・・。
っていう事は・・・・・
もし、あの女がいなかったとしたら・・・・・・
親睦会と一緒でも・・・温泉・・・行ってくれたのか・・・?
う〜〜ん・・・・・。
まぁ・・・ちょっと恥ずかしいけどね〜・・・。
出来れば皆とは・・・会いたくないけどさぁ〜・・・。
でも、「行ってもいい」って思ったと思うョ。
うちの隊員と、会っちゃったとしてもさぁ〜・・・きっと皆・・・
「阿散井副隊長と温泉なんて、いいですね〜」とか・・・
「羨ましいなぁ〜」って・・・言うだろうし・・・。
誤解されちゃうのは・・・嫌だけど・・・
恋次だって・・・
「もう、とっくに誤解されてるんだから、諦めろ」って・・・
いつも、言ってるじゃない・・・。
あ・・・、あぁ・・・。
じゃあ・・・俺の事が嫌いな訳じゃ・・・ねーんだな・・・?
うん。
あのさぁ〜、何で恋次・・・あんなに怒ってたの?
「嫌いがどうの」とか「悪口がどうの」・・・って?
え・・・、いや・・・な・何でもねーョ・・・。
俺、怒ってなんてねーぞ。
気のせいだろ。
え、怒ってたでしょ?
「バカにしてる」とか・・・言ってたじゃない。
いや・・・・・あれは・・・な・・・・。
俺が、俺に怒ってただけだからさぁ・・・気にすんなって。
・・・・・うん。
じゃあ・・・残念だけど、今回の温泉は・・・止めるか・・・。
うん。
恋次・・・ごめんね・・・。
折角、手配してくれたのに。
え・・・、あ、じゃあさぁ〜・・・
近いうちに、温泉行こーな。
いいョな。
うん、いいョ。
よし。
じゃあ・・・・・来週は?
来週は、私・・・仕事なの。
患者さんいるからね〜、土・日 も順番で回ってくるんだ。
そーか・・・。
じゃあ・・・その次は?
その次は・・・あー、ダメだね〜、これも仕事のようなもんかな。
土曜日にね、薬屋さんとの打ち合わせみたいなのが、あるんだ。
新しい薬の事とか、いろいろね。
1日かかっちゃうからさ、ダメだョ。
んーー、じゃあ・・・その次は?
う〜〜んと・・・その次はね〜・・・。
あ・・・、ダメだね・・・。
日曜に、皆と出かけるの。買い物しようって事になっててさ。
あ、鳳君が、ついてきてくれる事になってるから、心配いらないョ。
え・・・、鳳・・・一緒なのか・・・。
うん。
お前・・・薬屋行くの以外で・・・
鳳と二人で、出かけたり・・・してねーだろーなーー・・・?
今度のは・・・皆も一緒なんだな?
うん。
私達だけでも、大丈夫かなぁ〜って思ったけど
鳳君に、話してみたら、一緒に来てくれるって言ってくれたからさ。
俺には、そんな事・・・一言も言ってなかったじゃねーかョ。
え・・・。
だって・・・宝生さんも一緒なんだョ。
恋次は、無理でしょ?
え・・・、また、あいつかョーー。
俺は・・・つくづく、ついてねーョな・・・。
何で、あいつになんて・・・好かれたんだろーなー・・・?
俺の「どこ」がいいんだョ・・・、分かんねーョなー。
そーだね〜。
えっ!?
!!!
今・・・、何て言った!?
え・・・・・・。
俺には・・・「良い所」なんて、ねーって言うのか!?
え、違うョ・・・、そーじゃなくて・・・。
宝生さん・・・恋次の事なんて、殆ど知らないでしょ?
最初も、ちょっと見ただけで・・・
その後は、怒られてばっかりでさぁ〜・・・。
恋次に助けられた事が、ある訳でもないし・・・。
こっちに来てからだって・・・
恋次・・・逃げ隠れしてるから、滅多に会わないんだしさー。
「逃げ隠れ」って・・・・・、良い言葉じゃねーなー・・・。
でも・・・その通りだもんなぁ〜・・・。
あ〜ぁ・・・、あの女さえ居なけりゃなぁ〜・・・。
あっ、そんな事は、今はどーでもいいんだョ。
えっとー・・・
来週はダメでー・・・、その次もー、次もダメでーー・・・
その次は・・・
あーー、俺が、ダメだョ・・・。
あのさぁ・・・
あんまり先の事まで、よく分かんないから・・・
もっと後になってから、決めようョ。
それに・・・その次って・・・・・・
ダメだね。
そんな悠長な事言ってたら、
は心変わりすんだろ。
「一緒に温泉行ってもいい」って思ってる「今」決めねーとな。
で・・・、4週間後は、俺がダメなんだョな。
じゃあ、その次だョ。
どーだ?
何か予定入ってるか? 5週間後。
えっ?
入ってるョ・・・・・・。
何だョ・・・。
お前さぁ・・・、暇な様でいて、結構予定入ってんなー・・・。
で、どんな用なんだョ。
え・・・・・・、どんな用って・・・・・・。
俺に言えねーような・・・用事なのか?
・・・・・・・・・・・・・デートだョ・・・・・・。
えーーっ!!!
デートって・・・、男とか??
うん・・・、普通そーでしょ?
ダメだ!!!
絶対許さねーー!
今すぐ、断ってこい!
あー、お前一人で行ったんじゃ、危ねーョなー。
俺も、一緒に行くョ。
え・・・、行くって・・・・・?
俺が一緒じゃ、困んのか!?
・・・お前・・・そいつの事・・・好きなのか?
え・・・、よく分かんないョ・・・。
嫌いではないけど・・・。
好きっていえば・・・好きかなぁ〜。
お前・・・いつからそんなヤツが・・・・・・。
まぁ・・・・・いいョ・・・・・。
とにかく一緒に行こーぜ。
俺は、認めねーからな!
断れョな、いいな!!!
え・・・・・・。
( 恋次が、ドアを開けた )
ホラ!
早くこいョ。
何処のヤツだ!!??
11番隊か?
あのさぁ・・・・・・、ここでいいョ・・・・・・。
何、訳分かんねー事、言ってんだョ!
ここには、そいつ居ねーだろ!?
が行き難いんだったら、俺が一人で行ってくるョ。
何処の誰か、教えろョ。
恋次。
何だョ。
だから、恋次。
えっ?
5週間後「デートしようぜ」って言ったのは、恋次でしょ?
断れっていうなら、断るョ。
何か変なの・・・。
恋次
5週間後、私都合悪いみたいだから、デートは出来ないョ。
これでいい?
えっ?????
5週間後って・・・・・・・・・・。
あーーーーー!!!!!。
そーだった・・・。
温泉の事で、頭が一杯になって・・・・・・・・・・。
もう、断ったからいいでしょ?
それから・・・、その次の週は、私、仕事だからね。
じゃぁ・・・そろそろ帰るね。
ちょ・ちょっと待ってくれョ。
何か俺・・・混乱しててさぁ・・・・・・。
そーだったョ。
5週間後は、俺とデートだったんだョな。
ならさ〜・・・
その週に、温泉行こーョ、なっ!
え・・・。
あのさぁ〜・・・考えたんだけど・・・。
温泉行くっていうのも、デートだョね〜。
なら、やっぱり行かない。
恋次に一々文句言われるの、嫌だから・・・
デートは全部断る事にした。
だから、もう・・・温泉も行かない。
これで、いいんだョね。
恋次の言う通りにしたョ。
じゃあね。
え・・・・・・、
・・・・・・・・・・。
そんな事、考えなくていいョ・・・。
恋次、そこ退いてョ。
通れないョ・・・。
嫌だョ。
何がいいんだョ。
ちっとも、良くねーョ。
何処の世界に、断られる為に、誘うヤツなんているんだョ。
そんなの、聞いた事ねーだろー。
だって恋次は、私とデートする事、忘れてたんでしょ?
それって・・・どーでもいいって事じゃない・・・・・・。
あ・・・、それ以下なんだ・・・・・・。
私の事、からかって・・・笑ってたんでしょ・・・、酷いョ・・・。
もう、恋次となんて、絶対何処にも行かない。
決めたからね。
あ、そーだ。
今週・・・恋次と温泉行かない事になったんだから
私、親睦会行こーっと。
宝生さん、初幹事だからね、協力してあげなきゃね。
ちょ・ちょっとさぁ・・・・・・。
きちんと、話・・・しョーぜ・・・なっ?
時間大丈夫だろ?
このまま、お前帰す訳には・・・いかねーからさー。
こんなドア付近に居るのが、いけねーんだョな。
ソファーに座ろうぜ。
座って・・・ゆっくり話そうぜ・・・。
なっ?
いいだろ? 頼むョ・・・・・・。
別に、話す事なんてないけど。
そんな事、言わないでさぁ・・・。
俺が、話す事あるんだョ。
とにかく、座ろうぜ、な。
( 二人が並んで、ソファーに座った )
・・・、ごめんな・・・。
俺・・・温泉行けなくなったショックで・・・
かなり、混乱しちゃっててさー・・・。
あの時は・・・いつ、温泉行けるかって事しか、頭になくてさ〜・・・。
ごめん、デートの事・・・頭になかったョ・・・・・・。
別にいいョ。
( 恋次が、
の手を握った )
俺は・・・お前の事となると・・・さっぱりダメだな・・・。
お前と居てー
傍に居てくれ
誰にも渡さねー
絶対、離さねー
は・・・俺のもんだ!って・・・・・
頭ん中・・・いっぱいなんだョ・・・。
デートは・・・俺とは、してくれョ・・・。
嫌いじゃねーって・・・言ってくれただろ?
俺が言ったのはさー・・・
俺以外のヤツとは、するなって・・・・・・言いたかったんだョ・・・。
俺が「俺とはするな」なんて、言う訳ねーだろ〜?
頼むからさぁ・・・
「俺とは、絶対何処にも行かねー」なんて・・・
言わねーでくれョ・・・・・
・・・・・・。
恋次って・・・よく分かんないョ。
いいョ、私をからかって、面白がってるんでしょ?
からかえば、いいでしょ。
とにかく、恋次と出かけるのは、嫌。
好きな人の事・・・誘いなョ。
応援は、してるからさ。
(
が、恋次の手から、自分の手を離した )
・・・・・・。
じゃあね、恋次。
失礼しました。
(
が出て行った )
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
何でだョ・・・・・。
何で・・・こんな風になんなきゃ、いけねーんだョ・・・。
少し・・・ほんのちょっと前までは・・・
一緒に温泉・・・行くはずだったんじゃねーかョ・・・。
それも・・・「同じ部屋に泊まってもいい」ってまで言ってくれて・・・。
俺・・・・・・どーしたらいいんだョ・・・・・・。
・・・
俺から・・・離れていかねーでくれョ・・・・・・。
To be continued 2006,1,15 up
あとがき
ヒロインちゃんは、恋次が「デート」を忘れていたので
とってもショックを、受けてしまいました。
本当は・・・心のどこか隅では・・・
恋次との「デート」、楽しみにしていたのかもしれませんね〜(笑
さてさて・・・ちょっぴり仲違いモードの二人(一方的にですが)
サラっと仲直り・・・出来るんでしょうか・・・?
長文、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お時間ありましたら、また遊びに来て下さいませ。