頬に



               〔 恋次の副官室 〕

               ( コンコン )


                 ですけど。


               ( ドアが開いて、中に入った )


                あ・・・、修兵ー。


           修兵: よぅ!


                何か、話してるの?
                邪魔なら・・・また、来るけど・・・。


           恋次:  邪魔じゃねーョ。

               ( 時計を見て )

                ホラッ、今、仕事の時間も終わったョ。


           修兵: 何か用?
               それとも、俺に会いに来た?


           恋次:  バカ言ってんじゃねーョ。
                ここは、俺の副官室だぞ。
                会いに来たんなら、「俺」にだろー! なっ? 



                え・・・、会いに来た訳じゃないんだけど・・・・・・。

                恋次・・・・・どうしよぅ〜・・・・・・・・。



           恋次:  どーしたんだョ。
                もしかして「男」か?
                しつこくされてんのか?

                何処のどいつだ?
                分かんねーなら、何か手がかりになるような事
                何でもいいから、言ってみろ。
                必ず探し出して、成敗してやるョ。



                え・・・、そーじゃなくてね〜・・・
                今度、親睦会で・・・・・



           恋次:  また親睦会かー。
                そんなの、出る事ねーだろー。

                お前、副隊長なんだから、もっと堂々として、きっぱり断れョ。
                それでも文句言うヤツがいるんなら、俺が話しつけてやるョ。



                それが・・・
                今回は、親睦会の人達・・・
                まず、うちの隊長に話持って来てさぁ・・・。

                で・・・隊長は・・・
                私が参加するなら、許可するって・・・。
                一種の、隊長命令って感じかなぁ〜・・・、私に出てくれって・・・。

                皆は、親睦会・・・凄くやりたがってるし・・・。
                それに・・・、ケガ人も、出るかもしれないからって言われて・・・
                だから、出るんだけどさぁ〜・・・。



           修兵: 親睦会って・・・何やるの?



                うん・・・。
                寒中水泳大会だって・・・。

                まぁ・・・、寒中って言っても、ここのプールは室内だし・・・
                寒い訳じゃないけど・・・。
                泳ぐだけじゃなくて、他の競技もやるらしいんだ・・・。



           恋次:  俺が、隊長に話してくるョ。
                プールなんて、絶対ダメだからな。



                恋次・・・、それは無理だョ・・・。
                いくら14番隊でも、隊長は、隊長なんだからさぁ〜・・・。
                この決定は、覆らないョ・・・。

                私も・・・プールは・・・
                泳げないから、勘弁して下さいって・・・言ったんだもん・・・
                でも・・・・・・



           修兵: あっ・・・、そー言えば、 ・・・。
               プールの練習って、どーなってるんだョ?
               もう・・・随分経つョなー・・・。
               少しは、泳げるようになったんだろ?



                え・・・・・・・・・。



           恋次:  それがさぁ〜・・・・・・
                こいつ、よっぽど鈍いんだろーなぁ〜・・・・・・。

                まだ、大して泳げねーんだってさー・・・・・。
                鳳も、苦労してるみてーだョ・・・。
                中々前に進まねーって・・・。


           修兵: それって・・・本当なのか?
               ちゃんと教えてりゃー、前に進まねーなんて事、ないんじゃねーか?

               鳳が、 と二人でプール入っていたいから
               ちゃんと教えてないんじゃねーのか?


           恋次:  俺も・・・最初は、そー思ったから
                ちゃんと、 にも許可を取って、少し見せてもらったんだョ。

                でもなぁ〜・・・・・・


           修兵: ダメなのか・・・?
               完全に、カナヅチって事か・・・?


           恋次:  沈みはしねーんだけどさぁ・・・・・
                どーにもなんねーんだョなー・・・・・・。


           修兵: 泳ぐ方も・・・鈍いのか・・・。


           恋次:  筋金入りってヤツだなー・・・、 の鈍さは・・・・・・。




                私・・・帰るね・・・。



           恋次:  何で?
                まだ話、終わってねーだろー。



                だって・・・・・・
                鈍いって・・・、そんなに言う事ないじゃない・・・・・・。
                私は別に、泳げなくたっていいのにさー・・・
                恋次達が、無理に練習させてるんでしょ・・・。



           恋次:  そーいう後ろ向きの考えは、よくねーぞ。
                お前だって、泳げたら楽しいかも・・・って、言ってたじゃねーかョ。

                俺達は、それを手助けしてやってんだからな。
                お前がやる気ねーんじゃ、どーしようもねーだろー。
                もっと気合入れて、しっかり練習しろョな。



           修兵: でもなぁ・・・・・・
               前にも進まねーのに、水泳大会は無理だろー。


           恋次:  だョなー。
              
                お前さぁ〜・・・
                水泳大会っていうのは、泳げるヤツが、出るもんだぞ。

                 には・・・
                どっから、どーみても・・・根本的に無理だョ。
                出る事ねーョ、そんなの。
                隊長が何て言おーと、泳げねーもんは、泳げねーんだから。



           修兵: 「どうしよぅ〜」っていうのは・・・
               泳げないから「どうしよぅ〜」って事か・・・。

               やる気あるなら、俺が教えてやるけど
               水泳大会には、出なくていいョ。

               この隊長命令は、断っても問題ねーだろー。
               俺と恋次で・・・
               如何に が泳げねーか、ちゃんと説明してきてやるョ。

               泳げねーヤツに、泳いでこいって言うのも、変な話だからな。




                あのね・・・、泳がなくてもいいって・・・。



           恋次:  えっ?
                じゃあ・・・なお更、出る必要なんてねーじゃねーかョ。
                水泳大会で、ケガ人なんて出ねーョ。
                皆そこそこ鍛えてるんだし。


           修兵: そーだョ。
               まぁ、ケガしたとしてもさー
               14番隊は、皆治療出来んだしさぁ〜。
                じゃなきゃ治せねーようなケガなんて、しねーョ。


           恋次:  そんなんで、ケガするようなら
                ケガした方が悪いんだョ。 ほっとけョ。




                でも・・・
                荒っぽい競技とかも、あるみたいで・・・
                ケガ人って、出るみたいだョ・・・、隊長が言ってたもん。

                私は、別にケガ治すのが、嫌な訳でもないしさぁ〜・・・。

                隊長は・・・
                うちの子達の事を、心配して
                出来るだけ上官に、付いてて欲しいだけなんだョ。

                こんな私でもさぁ〜・・・
                親睦会の人達は「副隊長」って、認めてくれてるからさぁ〜。

                「私の言う事には、従います」って・・・
                うちの隊長に、言ってるみたいだから。



           恋次:  んーーー・・・。
                じゃあ・・・水着きる必要も・・・ねーんだな?
                居りゃぁ・・・いいんだろ?


           修兵: あのさー・・・
               じゃあ・・・何で「どうしよぅ〜」なんだョ。

               ただ、居ればいいだけなんだろ?

               俺には、さっきの「どうしよぅ〜」って・・・
               「助けてくれ」って・・・聞こえたんだけどなー・・・。




                うん・・・・・・。
                「居ればいいだけ」なんだけどさぁ〜・・・・・・。

                さっきね〜・・・
                親睦会の人達が何人か来てね・・・
                賞品とか、出そうって事になってさぁ・・・。

                私が・・・渡す役になったんだけど・・・・・・。

                最優秀者のね・・・・・・

                「頬にキス」する事に・・・なっちゃったの・・・・・・。




           恋次:  えっ!!!!!

                ダメだョ、そんなの!

                絶対ダメだ!!

                ダメに決まってんだろ!!!

                ダメったら、ダメだ!!!!



           修兵:  ・・・・・・。
               そーいう事はなぁ〜・・・
               その場でハッキリ、「嫌です」って断るんだョ。

               嫌なんだろ?




                うん・・・。

                でも・・・
                うちの隊の子達まで・・・
                「それいいですね〜」とか、言い出しちゃってさぁ・・・。

                「そうしよう、そうしよう」・・・って雰囲気になっちゃって・・・
                で・・・、決まっちゃったの・・・・・・。



           恋次:  「決まっちゃったの」じゃねーョ!

                全く・・・お前ってヤツは・・・・・・
                いつまで経っても、断る事が出来ねーんだから・・・。




                ・・・・・断ったョ。
                一生懸命・・・・・・。
                それは出来ませんって・・・・・・。

                でも、皆はさぁ〜・・・・・・
                「そんなに大した事じゃない」って・・・・・・。

                挨拶程度の事だし・・・気にし過ぎだって・・・・・・。

                それに・・・
                あんまり「嫌だ、嫌だ」って言ったら、相手に失礼だって・・・・・・。




           修兵: 何て言われたって、嫌なもんは、嫌なんだろ?
               断れば、いいんだョ。
               大体・・・おかしいじゃねーかョ。
               副隊長の言う事は聞く、って言っときながら。



               ( 恋次が腰を屈め、 と目線を合わせた )



           恋次:  してみろョ。  

                俺の頬にキス。



                えっ・・・!?



           恋次:  大した事じゃねーんだろ?

                早くしてみろョ。



                え・・・・・・

                恋次・・・・・・何で・・・・・・?



           恋次:  理由が必要か?
                じゃあ、挨拶って事でいいョ。
                挨拶程度の事なんだろ?



                恋次・・・・・・

                そんな事言われても・・・・・・出来ないョ・・・・・・。



           恋次:  断るのは、失礼だぞ。

                俺には、挨拶も出来ねーのか!





                恋次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




           恋次:  早くしろョ。
                この体勢、疲れんだョ!




               (  の目から、涙が溢れた )





           恋次:  ごめんな・・・。


               ( 恋次がそっと・・・ を抱きしめた )


           恋次:  こんな事・・・言いたくなかったけど・・・
                お前・・・自分の気持ち・・・分からな過ぎだョ・・・・・・。



                えっ・・・?



           恋次:  俺にすら・・・・・・
                多分・・・修兵にも・・・出来ねーんだろ?
                キスなんてさぁ・・・・・。

                それを・・・
                殆ど知らねーヤツ・・・全く知らねーヤツかもしんねーなー・・・
                そんなヤツに、出来る訳ねーだろー。

                見てるヤツだって、ここには一人しか居ねーのに・・・
                水泳大会じゃ・・・大勢の見てる前で・・・するんだろ?


                 には・・・出来ねーョ、そんな事。

                まぁ・・・、して欲しくねーし・・・させねーけどな・・・。




                恋次・・・・・・。



           恋次:  今は、俺の気持ちは、措いとくとして・・・

                どーなんだョ?

                知らねーヤツの頬に・・・キスなんて・・・出来んのか?



               (  が、首を横に振った )



           恋次:  じゃあ・・・「決まっちゃったの」・・・じゃねーョなぁ〜。

                出来ねー事は、出来ねーで、いいんだョ。

                大した事ねーか?


               (  が、首を横に振った )



           恋次:  ・・・大した事だョな・・・。
                 にとっても・・・そして、俺にとっても。

                とにかく、この件は、なかった事にしてきてやるから・・・
                それで、いいョな?



                うん・・・。



           恋次:  よし、じゃあ・・・もう・・・泣くな。

                 に泣かれた俺が・・・どんなに辛いか・・・・・・
                ・・・お前には、分かんねーョな・・・・・・。




                恋次・・・・・・ごめんなさい・・・・・・。
                また、迷惑かけちゃって・・・・・・。



           恋次:  ん? いいョ。

                無理に決められて・・・
                すぐに、俺に助け求めに、来てくれたんだろ?

                今は・・・それで、十分だョ・・・。
                「どうしよぅ〜」って思って・・・
                俺の事が、頭に浮かんでくれただけでな・・・。


           修兵: 恋次・・・、もういいだろー。
               離れろョ。


           恋次:  え・・・、あぁ・・・・・。

               ( 恋次が、 から離れた )


           修兵:  ・・・いいか、次からは、嫌な事は絶対断れョ。

               今日は、たまたま恋次も・・・俺も、居たからいいようなもんで・・・。
               俺達が、いつも必ず居る訳じゃねーんだョ。

               急に、長期の任務が入る事だって、あるんだからさー。
               「嫌だ」とか「出来ない」って思う事は、もっとハッキリ断れョな。



                うん・・・・・・。



           恋次:  まぁ・・・今回は・・・
                14番隊の子達にも、囃し立てられて・・・しょーがなかったんだョな。


           修兵: 恋次!
               お前が、甘やかし過ぎるんだョ。

               しょーがねーじゃ、済まねー事だってあるんだぞ。
               取り返しのつかねー事になったら、どーすんだョ!


           恋次:  甘やかして、何処が悪いんだョ。

                そりゃー、修兵の言う通りだョ。
                もっと、 にはしっかりして欲しいョ。

                でもなぁ〜・・・
                 の、そーいうところ・・・ダメなところも全部ひっくるめて
                俺は、こいつの力になりてーし
                守り通してやりてーんだョ。

                もし・・・俺と修兵二人共・・・
                何日も居ねー状態になるようなら、吉良にでも頼んでおけばいいョ。



                私・・・自分で、断ってくるョ。
                いつまでも、恋次や修兵に頼ってちゃ・・・ダメなんだョね・・・。



           恋次:  いいから、俺が行くョ。

                俺が居るんだから、目一杯頼れョ。
                ・・・ていうか・・・頼って欲しいョ・・・。

                俺は、 の為に何かするの・・・全然嫌じゃねーし・・・
                お前の為に、何かしてーんだョ。

                それにだなぁー

                 に「キスしろ」なんて言ってる輩のところに
                一人で、行かせられる訳ねーだろー。


           修兵: それは、その通りだ。

               親睦会のやつら、ちょっと図に乗ってるみてーだから
               恋次、一発締めてこいョ。


           恋次:  その心算だけど・・・
                修兵は、一緒に行かねーのか?


           修兵: 俺はこれから、 とプールに行ってくるョ。




                えっ!?

           恋次:  えっ!?


           修兵: 俺が、泳ぎ教えてやるョ。
               ちゃんと、前に進むようにな。



                え・・・、いいョ・・・・・・。



           修兵: よくねーョ。
               いつまでも、鳳ばっかり、いい思いさせてらんねーョ。

               親睦会の事は、恋次に任せておけば、大丈夫だし。
               俺達は、仲良くプールに行こうぜ。


           恋次:  何、勝手に決めてんだョ。
                そんなの、ダメだからな。


           修兵: 俺が、 とプールに行こうが、恋次には関係ねーだろー。

               恋次は の為に、ちゃんと断ってきてやれョ。


           恋次:  断りには、行くョ。

                じゃあ・・・
                すぐ、行ってくるから、待ってろョ。
                3人で行こうぜ、プール。


           修兵: 待ってる必要ねーだろ?
               先に、行ってるョ。


           恋次:  え・・・、まぁ・・・いいョ・・・。
                すぐに行くからな、変なまね・・・するんじゃねーぞ。


           修兵: 変なまねは、しねーけど・・・
               手取り足取り、教えようかなぁ〜。


           恋次:  修兵ーー!!


           修兵: 冗談だョ。
               コト、 に関しては・・・俺も真剣だから、心配するなって。

                、スパルタでいくからな。
               何が何でも、前に進むようにしてやるョ。



                え・・・、プールはいいョ・・・・・。
                私、行かないからね。


           修兵: ダメだ。
               これは、命令だからな。



                命令・・・って・・・、何の命令・・・?


           修兵: 「 を、泳げるようにする会」の会長命令。


                そんな会ないもん。


           恋次:  あるョ、知らなかったのか?
                修兵が会長なら、俺は・・・名誉会長な。
                で・・・、一応、鳳は・・・講師ってところかなぁ〜。



                ふざけたって、ダメだからね。
                私は、行かないョ。
                絶対、行かないからね。


           修兵:  はさぁ〜・・・
               俺達には、それだけハッキリ断れんのになー・・・。

               恋次にキスするのだって、死んでも嫌だ!って断ったしなー。


           恋次:  そこまでは、言ってねーだろー。
                勝手に作るなョ。



                だって・・・嫌だったら、断れって・・・言ったじゃない。
                プールは嫌。
                行きたくない。


           恋次:  断るのはさぁ〜・・・俺達にじゃなくて・・・
                他のヤツらの申し出を、断れョな。


           修兵: とにかく今日は、プールに行く。
               これは、決定な。



                え・・・、嫌だョ・・・・・・。
                鳳君にだって・・・いつも、ちゃんと教わってるもん・・・・・・。
                でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


           恋次:  中々前には、進まねーんだョな。
                別に、泳げなくたっていいョ。
                遊びに行こうぜ、プールに。


           修兵: 恋次は、本当に には甘いんだョなー。
               ちゃんと教えれば、泳げるようになるって。


           恋次:  そーかもしんねーけどさー・・・
                あんまり無理させても、可哀そうだろ?

                別に泳げなくたって、一緒にプールに行ってくれれば、いいんだし。
                ゆっくり、教えていけば・・・いいんじゃねーか?

                こんなに嫌がってるのに、ここで厳しくなんてしたら
                泳ぐ事も・・・プールに行く事も・・・
                もっと、嫌いになるだろうし・・・。

                挙句の果てに、修兵の事は・・・大嫌いになるぞ、きっと。

                あー・・・、それの方がいいか・・・。
                そーだな、修兵が嫌われてくれりゃぁ、俺も、安泰だしな。


           修兵: え・・・・・・。


           恋次:   、今日はさぁ〜・・・泳ぐの教えたりしねーからさぁ・・・
                水遊びしに行こーぜ。
                修兵一緒じゃ嫌だったら、俺と二人でさ。



                うん・・・、恋次と二人なら・・・。


           修兵: ちょ・ちょっと待て。
               分かったョ・・・。
               今日は、泳ぐ練習はなしな。
               それなら・・・いいんだろ?  ・・・?



                ・・・うん。


           恋次:  よし!
                じゃあ俺、ひとっ走り行ってくるョ。

                 ・・・、プールでな。



                うん・・・・・。
                恋次・・・ごめんね・・・。


           恋次:  あぁ、いいョ。
                 の為、みてーに言ってるけど・・・
                本当は・・・100%俺の為だからな。



                えっ?


           恋次:  俺・・・・・・
                さっきは・・・やっぱりショックだったな・・・・・・。

                お前の事は、分かってるつもりで・・・
                絶対、キスなんて出来ねーって思ってたけどさぁ・・・・・。

                面と向かって「出来ねー」って 言われて・・・
                涙まで・・・流されて・・・・・・。

                期待もしてなかったし
                お前自身に、お前はそんな事出来るヤツじゃねーって事・・・
                分からせるつもりだったんだけどさぁ・・・。

                結果も
                大体の、お前の反応も、分かっててやったつもりなのに・・・・・。

                すげー辛かったョ・・・・・・。

                泣かなきゃなんねー程・・・嫌なんだなぁ〜・・・って・・・。
                それ程俺が・・・嫌なのか・・・?ってさ・・・。




                恋次・・・。

                あ・あのね・・・嫌じゃないョ・・・。

                恋次の事が、嫌な訳ないでしょ。

                ただ・・・さっきは・・・
                急にあんな事言われて、びっくりしちゃって・・・。

                あ・あのね・・・・・・
                嫌だから、出来ないって言ったんじゃないの・・・・・・。

                嫌じゃないけど・・・出来なかったの・・・・・・。

                嫌じゃないのに、出来なくて・・・・・
                どうしよぅ・・・って、追い込まれて・・・涙が・・・・・・・・・・・



           恋次:   ・・・・・・。

                嫌じゃねーんなら、もういいョ。
                それ聞いて、安心した。
                お前が、出来ねーのは・・・分かってたからさ・・・。

                俺もやり方、乱暴だったョな・・・・・・、ごめんな。


                俺は・・・確かに、 には甘いョ。
                でもなぁ〜・・・
                それとは反対に、 を助ける為なら・・・鬼にもなれる・・・。


                お前の心を、少し傷つけたとしても・・・
                そして・・・俺が、どんなに傷つこうとも・・・
                お前を守る為なら、何でもするョ。


                だから ・・・
                俺を信じて、ついて来いョ。

                一緒にこの先、歩いて行こーぜ。
                どこまでも・・・永遠に・・・・・・。

                                                                fin                                  2006,2,10 up  

 

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あとがき

久々に「プール話」登場です。
「練習用水着」は、よく出てくるんですけどね〜・・・。
練習している形跡が、認められませんでしたョね。
一応、ヒロインちゃん・・・頑張って練習しているという事で〜(笑

長文、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お時間ありましたら、また遊びに来て下さいませ。