水着2(前編)



               〔 恋次の副官室 〕

               ( コンコン )


                 ですけど。


                入れョ。


               (  が、中に入った )


                恋次・・・?


                ん?


                あのさぁ〜・・・・・・
                今度の 土・日 ・・・・・・空いてる?



                えっ・・・?
                空いてるけど・・・。



                本当に?
                じゃぁ・・・温泉・・・行ってくれないかなぁ〜・・・?



                えっ!?
                温泉って・・・二人でか・・・?



                ん?
                んーーーーー、まぁ、二人でだね。



                ・・・・・・二人で、温泉に行くのか?



                そーだョ。
                行ってくれる?



                ・・・・・・何か・・・怪しいョなー・・・・・・。
                絶対、何かあるだろー。



                別に、何もないョ。


               
                二人で行くんだョなぁ?



                うん・・・。



                二人って・・・俺と ・・・って事か?



                え・・・・・・・・・・・



                やっぱり、違うんだろー。
                誰と行けって言うんだョ?



                ・・・・・・宝生さん。



                ふざけんな!
                何で俺が、あいつと二人で、温泉行かなきゃなんねーんだョ。
                絶対、御免だからな!
                死んでも行かねーョ。



                やっぱり・・・ダメ?



                あぁ。
                お前にも、腹立つョ。

                俺に、他の女と二人で、泊まりに行ってこいっていうのか?
                俺が、他の女と何しようが、関係ねぇって事だもんなー。

                「俺の事だけが頼りだ」とか、言っておきながら
                俺に対しては、やきもちの「や」の字もねーのか?

                ハァ・・・・・

                帰ってくれ。
                これ以上お前の事・・・責めたくねーからさ・・・。



               ( コンコン )


           修兵:  、来てるか?


               ( 修兵が、中に入ってきた )


           修兵: よぉ!

               ・・・・・・その顔だと・・・やっぱりダメか?



                うん・・・・・・。

                じゃぁ・・・失礼しました・・・。



           修兵: あっ、ちょっと待てョ。
               一緒に帰ろーぜ。

               恋次・・・
               まさか・・・ に強く当たったんじゃねーだろーなぁ〜?

               あの子と、温泉行きたくねーからって、 を怒るのは、筋違いだろー。
               酷い事言ったんなら、謝れョな。



           恋次:  酷い事なんて、言ってねーョ。
                ただ、断っただけだ。

                でも・・・
                何で修兵が、温泉の事まで知ってんだョ?



           修兵: あの子から聞いたからだョ。

               昨日あの子から
               「いい話」があるから来てくれって呼び出されて
                も一緒だっていうから、行ってみたんだョ。



           恋次:  「いい話」?



           修兵: 何でもあの子・・・
               八席から、七席に上がったんだってさ。
               なっ、



                うん。
                ここ一、二ヶ月・・・凄く集中して、頑張ってたョ。
                で、認められて「七席」に昇格したんだけどさぁ・・・。



           修兵: そのお祝いと、疲れをとるってのも兼ねて
               「温泉にでも連れてってやろう」って話になったんだョな。



                うん・・・。

                うちの隊って、他の隊の人達みたいに
                「上にあがりたい」っていう願望は、持ってないからさぁ・・・ 。

                実戦経験が増えて、知らぬ間に「能力」が、上がっていったりとか
                力の使い方が上手くなったりして、昇格する人はいるんだけど
                自分から進んで勉強して、訓練して、「能力」上げたのって
                宝生さんが初めてだから・・・
                何か、お祝いしてあげようと思ってさ・・・。



           修兵: それも、これも、恋次の為に頑張ってるんだョなー、あの子。



           恋次:  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



                それで、お祝い何がいい?って聞いたら・・・
                宝生さんが、「温泉に行きたい」って言ったから・・・。

                で・・・出来れば、恋次と行きたいって・・・。



           恋次:  それの何処が「いい話」なんだョ、修兵。



           修兵: ん?
               だからなー

               最初は、 とあの子二人で、温泉行こーって事になって・・・
               まぁ、アルバイト的な用心棒は、つけるつもりだったみたいだけど

               でも、あの子は「恋次と二人で行きたいな〜」って言い出して
               で、あの子の事だから
               恋次の返事も聞かずに、もう二人で行くって決めちゃって・・・

               あっ、 はどーする?って事になった時に
               あの子は、俺の事を思い出して

               俺に
               「 と一緒に、温泉行ってやってくれ」って、言ってきたんだョ。



           恋次:  えっ!!??



           修兵: 行く日も、行く場所も同じだけど
               4人で行くんじゃなくて、二人ずつの、全くの別行動って事でさ。

               「いい話」だろ?
               俺、即OKしたョ。



           恋次:   !!

                お前・・・そんな事、一言も言ってなかったじゃねーかョ!!
                修兵と温泉行くなんて、何考えてんだョ!!



           修兵: だから、 に当たるなって。

               まぁ、恋次が断るのは、最初から分かってた事だしな。
               しょーがねーから、親睦会から誰か誘うか?



                うん・・・。



           修兵: あの子には

               天下の六番隊副隊長様は、任務が非常にお忙しくて
               今回は、ご一緒出来ない。との事ですョ。

               って、言っといてやるョ。



           恋次:  え・・・・・・。



           修兵: じゃぁ帰るか、



                うん。



           恋次:  お・おい・・・・・・ちょっと待てョ・・・・・・。
                二人ずつの、別行動って言ったョなぁ・・・?



           修兵: そーだけど、恋次には関係ねーだろー。



           恋次:  部屋って・・・どーなってんだョ?



           修兵: 恋次が行くとしたら、あの子と恋次は同じ部屋だろ。



           恋次:  お前達は・・・?



           修兵: 恋次に話す必要ねーだろ?
               行こーぜ、



               ( 恋次が、 の手を掴んだ )



           恋次:  待ってくれョ・・・。



           修兵: 離せョ、恋次。



           恋次:   ・・・・・・部屋は・・・・・・?



                あそこは・・・夜ちょっと危ないでしょ?
                だから、修兵には・・・同じ部屋に泊まってもらうの。

                でも、親睦会の人が、あんまり強い人じゃなかったら
                修兵には、宝生さんを守ってもらおうと思ってる。



           修兵: 大丈夫だョ。
               親睦会の中でも、腕の立つヤツ、選んでやるからさ。

               じゃ、そーいう事だ。
               納得したか?



           恋次:  あぁ。

                4人一緒の部屋にしような。



                えっ?



           恋次:  二人ずつの別行動は、「なし」だ。
                最初から、最後まで、常に4人一緒な。



           修兵: 恋次・・・行くのか?



           恋次:  行くョ。



                えっ?
                恋次・・・行ってくれるの?



           恋次:  行く。



                でも・・・
                さっきは、死んでも行かないって・・・・・・。



           恋次:   が行くなら、話は別だョ。
                まして、修兵と二人で行こうなんて・・・
                何が何でも、阻止してやるョ。



                恋次・・・ありがとう〜。
                宝生さん、喜ぶョ。



           恋次:  あいつの為に、行くんじゃねーョ。
                お前が・・・ が心配なだけだ。



                恋次・・・?



           恋次:  ん?



                あのさー・・・
                今回は、宝生さんのお祝いって事で・・・
                もう一つ・・・お願いがあるんだけど・・・?



           恋次:  嫌だ。



                え・・・・・・。



           修兵: 内容くらい、聞いてやれョ。

                、言ってみろョ。
               お前の頼みなら・・・恋次はきっと、聞いてくれるョ。



                恋次・・・・・・・・



           恋次:  うるせーなー。
                とりあえず、言ってみろ。
                何なんだョ?



                あのね・・・
                宝生さん・・・恋次と温泉行くって思ってるでしょ?

                それで・・・
                恋次と温泉入る為の「可愛い水着」・・・買いたいって言っててさぁ・・・
                明日、私と二人で買いに行く事になってるんだけど・・・

                恋次・・・来てもらえないかなぁ〜・・・明日・・・。
                宝生さんの水着・・・選んであげてョ?



           恋次:  嫌だ!
                行かねーョ。



                恋次・・・・・・・・



               ( 修兵が、 の耳元で )
           修兵: 俺に任せろ。



           修兵:  、俺が行ってやるョ。
               あの子の水着は、適当でいいとして・・・
                の水着、買おうなー。



                えっ?



           修兵: 新作の水着も、いろいろ出てるみたいだから
               いろんなの、いっぱい試着して、俺だけに見せてくれョな。

               可愛いだろうな〜。
               明日が楽しみだ。
               何か俺・・・興奮して、今夜眠れなくなりそうだョ。



           恋次:  修兵ーー!!!
                お前は、行かなくていい!
                俺が行く。



           修兵: 恋次は嫌なんだろ?
               行かなくていいョ。



           恋次:   、修兵とは行くな。
                俺が、仕事早めに切り上げて、迎えに行ってやる。
                それまで医療所で待ってろ。
                絶対、何処にも行くんじゃねーぞ。



               ( 修兵が、 の耳元で )
           修兵: 上手くいったな。



                え・・・・・・



           修兵: じゃあ、明日は4人で行こうな。

               恋次、ちゃんと選んでやれョ、あの子の水着。
               恋次好みの水着・・・着せてやれョ。



           恋次:  あいつのなんて、どーでもいいんだョ。
                出来るだけ、地味なやつのがいいな。
                 の練習用より、地味なやつな。



                え・・・?
                恋次って・・・地味な水着が、好きだったっけ・・・?

                私・・・宝生さんに言っちゃったョ・・・。
                恋次は・・・ビキニが好きだって・・・。



           恋次:  えっ!!!!!
                お前・・・何て事言ってくれんだョ。

                あいつのビキニ姿なんて、見たくねーョ。

                それにだなー
                俺は、ビキニなんて好きじゃねーぞ。
                どっから、そーいう発想が出てくるんだョ!?
                心外だなー!



                え・・・
                だって、いつも温泉行く時・・・
                ビキニ、ビキニって・・・うるさいじゃない・・・。

                てっきり、ビキニが好きなのかと、思ってたョ。



           恋次:  ビキニが好きなんじゃなくてなー・・・・・・

                ビキニ姿の・・・ がだなぁ〜・・・・・・
                可愛いんじゃねーかョ・・・。



           修兵: 要するに、恋次は・・・
                の「生まれたままの姿」が、見たいんだョな。

               ビキニなんて、どーでもいいんだョ。
               そーだろ? 恋次?



           恋次:  修・修兵ーーー!!!!!
                バ・バカな事、言ってんじゃねーョ!!!!!

                そういう誤解を生む発言は、慎めョな!
                俺は、お前とは違うんだぞ!



           修兵:  ・・・、男なんて皆こんなもんだョ。

               恋次も俺も、頭の中は でいっぱい・・・・・・あっ、訂正。

               恋次の頭の中は「 のビキニ姿」で、いっぱいなんだョ。



           恋次:  修兵ーーーーー!!!!!
                ふざけた事、言ってんじゃねーョ!

                次、何か言ったら、ただじゃ済まさねーからな!!



           修兵: ビキニ着せてやっただけ、ありがたいと思えョ。



           恋次:  何だと!!




                あ・あのさぁ・・・・・・・



           恋次:  誤解だ!
                修兵が言った事なんて、信じなくていいからな。




                えっと・・・明日の事なんだけど・・・・・・。



           恋次:  えっ?
                あー、明日の事か・・・。

                俺が行くまで、医療所で待ってればいいんだョ。

                そーだ。
                あいつに撤回しとけョな。
                俺は、ビキニなんて好きじゃねぇって。




                うん。
                じゃぁ・・・これからは、私も練習用水着でいいんだョね?



           恋次:  え・・・・・・・・



           修兵:  はダメ。
               そーだョな? 恋次? 



           恋次:  何で俺なんだョ?
                自分の意見として、言えョな。



           修兵: 恋次が、どーしても・・・ はビキニがいいってさ。



           恋次:  修兵! いい加減にしろョな!



           修兵: じゃぁ、いいんだな!?



           恋次:  えっ?



           修兵:  、明日・・・可愛いビキニ買おうな〜。

               いろんなの試着して、一番似合うの選んでさ〜。

               恋次は、 のビキニ姿見たくないそうだから、試着も一切見せないで
               温泉も、恋次と入る時は、練習用のな。
               恋次は、練習用の地味〜なのが、お好きらしいからさ。

               俺とは、二人で入ろうな。
               すご〜く可愛いビキニ着てさ。



           恋次:  修兵・・・・・・・・



           修兵: 何だョ、文句あるか?



           恋次:  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



           修兵:  、やっぱり水着・・・2着持っていくのは、面倒だから
               明日買う、可愛い〜ビキニだけ、持っていけばいいョ。

               恋次は、お気に召さねーだろうけど
               温泉は、可愛いビキニで入ろうな。



           恋次:  修兵・・・・・・・・



           修兵: 大きな「貸し」1つだからな。



           恋次:  ・・・・・分かったョ・・・・・。

                                                          To be continued                2006,4,6 up

 

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