水着2(後編)
〔 温泉に行く日 出発後 恋次と
の会話 〕
・・・、まだ怒ってんのか・・・?
えっ?
「まだ」って・・・?
私、怒ってなんかいないョ?
嘘だね。
昨日だって、会ってくれなかったし・・・。
今日は・・・俺の顔・・・見てもくんねーじゃねーか・・・・・。
昨日は・・・恋次来たの・・・遅かったでしょ?
今日、朝早いから、もう寝かけたところだったんだもん・・・。
今日は・・・
恋次は、宝生さんのエスコート役なんだからさー・・・
ホラ、私となんて喋ってないで
宝生さんと、手でもつないであげれば?
宝生さんね、恋次が可愛い水着買ってくれたって、凄く喜んでたョ。
手なんか、つながねーョ。
俺が手つなぐのは、
だけだし・・・
今日来たのだって、
と一緒に居てーからだ。
あいつの為に、来た訳じゃねぇ。
あいつも・・・今は、修兵と楽しそうに喋ってるから、いいだろ?
修兵にでも、乗り換えてくれると、いいんだけどなー。
宝生さんは、恋次一筋だョ。
とにかく今回は、優しくしてあげてね。
宝生さんの、「昇進お祝い旅行」なんだから。
・・・、本当に怒ってねーのか?
怒ってないョ。
何を、怒るの?
え・・・だから・・・水着さぁ・・・・・・
地味なの、俺が選んだって・・・思ってんだろ?
うん。
・・・・・やっぱり、怒ってんじゃねーかョ・・・・・。
えっ?
怒ってないョ。
私、ビキニより・・・あっちの方が良かったし・・・。
恋次が、私に似合うと思って、選んでくれたんでしょ?
いや・・・・・そーじゃねーんだョ・・・・・・。
あれは・・・あいつにさぁー・・・
「もう、何でもいいや」って思って、渡したやつでさぁ・・・。
なぁ・・・
今日の温泉には、間に合わなかったけど・・・
帰ってからさ・・・
二人で水着、買いに行こーぜ・・・?
え・・・、いいョ・・・。
そんなに水着持ってたって、しょーがないもん。
でも・・・
修兵が選んだのだけってのは、不公平だョ。
そんな事ないョ。
私ね・・・
あの次の日ね・・・
あのお店にまた行って、恋次が選んでくれた水着・・・買ってきたの。
えっ!?
あの・・・紺一色の、つまんねーやつをか?
うん。
まぁ・・・水着としては、つまらないかもしれないけど
恋次は、私に似合うと思ったんでしょ?
私・・・可愛くも、女らしくもないから・・・
あーいうので、十分なんだョね。
恋次は、見る目あると思うョ。
私が、可愛いのとか、セクシーなの着ても・・・
全然似合わないもんね。
そんな事ねーョ!
は・・・
可愛いのでも、セクシーなのでも、何でも似合うョ。
ただ・・・
俺と二人っきりの時だけに、着る訳じゃねーから・・・・・・
他の男には・・・そのー・・・なぁー・・・・・・
あんまり大胆な水着きたところは、見せたくなくてなー・・・。
俺は・・・
ちょっと控えめなのを・・・選んでるんだけどな・・・。
ただ、あれは・・・
に選んだ訳じゃねーからな。
あっ・・・・・・
お前何で・・・あの水着買ってきたんだョ・・・?
まさか・・・持って来たんじゃねーだろーなー?
持って来たョ。
え・・・・・・
あのなぁー・・・
あの水着買った事も、持って来た事も、絶対修兵に言うんじゃねーぞ。
えっ? 何で?
あれ着て、温泉に入ろうと思ってるのに。
ダメだ!
全く・・・少しは、男の気持ちも考えろョ。
修兵の肩持つ訳じゃねーけど・・・まぁ・・・借りもある事だし・・・。
が、あの水着きて温泉に入ったら・・・
修兵・・・ショックで、立ち直れなくなるョ。
修兵に買ってもらったのも、持って来たんだろ?
うん・・・。
じゃぁ、それを着ろョな。
え・・・何で?
何でって・・・・・・
もし、
が俺に、水着買ってくれたとするョな。
俺に似合うの選んでさー。
うん。
それなのに、俺は、
が買ってくれたの着ないで
他の女が選んだの着たら・・・
だって、嫌だろ?
うん・・・。
まして、次の日わざわざ
俺が選んだと思ったのを、買いに行ったなんて、知れてみろ・・・
相当ショックだョ。
俺だって・・・
ちゃんと選んでやったのを、買いに行ってくれたなら、嬉しいけど
そーじゃねーもんなー・・・、複雑だョ・・・。
それに
は・・・
俺が選んだから、買ったんじゃなくて・・・
地味なのが、欲しかっただけだろ?
まぁ・・・そーだけど・・・。
恋次が、似合うと思ってくれたのなら・・・
あの水着がいいかなぁ〜って思ってさ。
・・・・・・。
やっぱり今度、ちゃんと水着選びに行こうな。
地味目なのも、選んでやるからさ。
「地味目なのも」って・・・?
可愛いのも、買ってやるョ。
え・・・、いいョ・・・。
そんなに、水着きる機会なんてないし・・・
大体・・・泳げない私が、水着いっぱい持ってるのって・・・変だョ。
今持ってるのだけで、十分。
俺にも、選ばせてくれョ・・・
の水着・・・。
いっぱい持ってたって・・・いいだろ?
プールも温泉も、今以上に・・・どんどん行けばいいんだからさ。
え・・・・・・。
とにかく、その地味〜な水着の事は、当分誰にもナイショだぞ。
うん・・・。
・
・
・
・
・
〔 温泉宿到着 部屋にて 〕
宝生: 阿散井副隊長、まずは二人で温泉入りましょうョ。
恋次: 悪ぃ。
俺・・・ちょっと疲れたから、休ませてもらうヮ。
温泉は、修兵に連れてってもらえョ。
宝生: え・・・じゃぁ・・・私、傍についてます。
恋次: いいョ。
せっかく来たんだから、温泉入ってこいョ。
昇進祝いだから、修兵扱き使っていいからさ。
修兵は、俺と違って優しいから、言えば何でもしてくれるョ。
じっとしてたら、勿体無いからさ・・・
温泉でも、散歩でも、連れてってもらえョ。
修兵・・・悪ぃ・・・。
俺・・・あの水着売り場以来・・・
が、会ってくれなかったから
全然寝れなくてな・・・。
さっき話せて「ホッ」としたせいか、疲れがドッと出て・・・。
悪ぃけど、この女と・・・それから
も・・・頼む・・・。
修兵: 分かったョ。
じゃぁ、温泉行くかぁー。
宝生: でも・・・阿散井副隊長が・・・心配です。
修兵: 心配いらねーョ。
ちょっと眠いだけだからさ。
静かに、寝かせてやろーぜ。
宝生: 阿散井副隊長・・・・・・。
恋次: 大丈夫だ。
3人で、温泉行ってこいョ。
宝生: はい・・・。
修兵: 行くぞー。
恋次・・・具合悪かったの?
恋次: いや、眠いだけだ。
何でもねーョ。
宝生:
副隊長、行きますョ。
あ・・・、うん・・・、先に行ってて。
( 修兵と宝生が、部屋から出ていった )
恋次: あーー、疲れた!
( 恋次が、そのまま横になった )
恋次:
も、早く行けョ。
あっ、修兵に買ってもらった水着、着るんだぞ。
うん・・・。
今、布団敷くね。
(
が、布団を敷いた )
恋次・・・こっちで寝なョ。
恋次?
あれ? もう、寝ちゃったのかなぁ〜?
(
が、恋次を揺すった )
恋次?
( 「ギュッ」 )
恋次: 捕まえた。
( 恋次が、
を抱きしめた )
えっ?
れ・恋次・・・離してョ・・・。
恋次: 少しだけ・・・・・・傍に居てくれョ・・・・・・。
でも・・・
修兵と宝生さんが、戻って来るかもしれないし・・・。
恋次: 見られたら、見られただョ。
別に・・・いいじゃねーか?
が、さっさと温泉行かねーのが、悪いんだからな。
俺は、ここ何日間か・・・・・・
お前が、恋しくて・・・恋しくて・・・・・・。
えっ?
恋次: 何で・・・
水着買った後、待っててくれなかったんだョ・・・。
何で・・・
帰った後、俺が部屋に行ったのに・・・
会ってくれなかったんだョ・・・。
恋次・・・?
恋次: 昨日だって・・・確かに夜遅かったョ・・・。
でも・・・
顔くらい・・・見せてくれたって、良かったじゃねーかョ・・・。
逢いたくて・・・逢いたくて・・・逢いたくて行ったんだぞ。
あ・あのね・・・
水着買いに行った時・・・
恋次と宝生さん、仲良くしてたでしょ?
恋次も、可愛い水着選んであげてたし・・・。
だから・・・好きじゃないにしても・・・
恋次が、宝生さんと・・・
このまま普通に仲良くしてくれたらなぁ〜って思って・・・。
恋次: だからって、何で
が、身を引く様な真似するんだョ。
わざと避ける必要、ねーだろ?
でもさぁ・・・
やっぱり、嫌だと思うョ・・・。
自分の好きな人が、他の女の人の部屋に入っていくのって・・・。
まぁ、恋次は私の事・・・女だなんて思ってないし・・・
部屋に入ったからって、何でもないんだけどさぁ・・・。
いつもみたいに、宝生さんが、全然気が付かないように
来てくれるのは、いいけどさぁ〜・・・。
水着買った後の時は・・・
恋次と宝生さん・・・一緒に医療所に戻ってきた訳だし・・・。
あの時は・・・部屋に入れる訳には、いかなかったョ・・・。
恋次:
は・・・どーなんだョ・・・?
の気持ちって・・・俺の方には、向いてねーのか?
えっ?
恋次:
は・・・
俺が訪ねて行っても・・・全然嬉しくねーのか?
俺に「会いたい」って思う事は・・・全くねーのか?
そんな事ないけど・・・・・・。
誰が来てくれるよりも、恋次が来てくれるのが、一番嬉しいし・・・。
何かあって、「どうしよう」って思った時
真っ先に、会いたいって思うのは・・・恋次だョ。
恋次: ・・・・・本当か?
うん。
恋次: まぁ・・・「好き」とは・・・程遠いんだろうけどなぁ・・・。
でも・・・嬉しいョ。
の気持ちとしては・・・
あいつの前では・・・俺と仲良くは、出来ねーって事・・・だな?
うん。
恋次: それも・・・しょーがねーか・・・。
誰が、「どう・こう」じゃなくて・・・
に俺の事・・・好きになってもらうしか・・・ねーんだ・・・。
それに・・・尽きるんだョなー・・・・・・。
( 「ガチャ」ドアが開いた )
宝生:
副隊長〜、居ますか〜〜?
あっ!
恋次: えっ!
( 恋次が、
の上に覆いかぶさった )
恋次・・・苦しいョ・・・。
恋次: 少しだから、我慢しろ。
宝生: あっ、阿散井副隊長・・・?
恋次: ん?
宝生:
副隊長、知りませんか?
まだ、温泉の方に来ないんですョ・・・。
恋次: もう、行ったぞ。
行き違いじゃねーか?
宝生: そーかなぁ〜?
恋次: そーだョ。
お前も、早く行けョ。
きっと、向こうで待ってるョ。
宝生: そんなはずないけどなぁ・・・。
あ・・・、阿散井副隊長・・・?
何で、布団で寝ないんですか?
わざわざ、自分で敷いたんでしょ?
恋次: お前には、関係ねーだろー。
いいから、さっさと行けョ。
宝生: それに・・・うつ伏せで・・・。
苦しくないんですか? そんな寝方で・・・?
恋次: 苦しいのを、我慢するのも修行のうちなんだョ。
早く行ってくれョ。
押し潰しちまうョ・・・。
宝生: えっ?
恋次: 何でもねーョ。
宝生: あっ、
副隊長ー!
恋次: えっ!!??
ど・ど・何処だョ??
宝生: きっと・・・他の浴場に、行っちゃったんですね・・・。
恋次: ハァ?
あ・・・そ・そーかもしんねーな・・・。
ビックリさせんなョ。
宝生:
副隊長・・・男湯に行っちゃってたりして・・・。
恋次: それはねーョ。
あいつ・・・そこまで男に興味ねーし。
俺らにだって、水着きろっていう位だからなー。
・・・微かに、頷いてるョ。
宝生: 頷いてるって・・・誰がですか?
恋次: えっ?
あー・・・、それは・・・
が、「絶対そんな事しねぇ」って言ってる姿が、頭に浮かんだんだョ。
宝生: ふ〜〜ん・・・。
何か・・・阿散井副隊長、不自然ですョね〜?
恋次: どこが、不自然なんだョ!?
宝生: だって、体にやたらと力入ってませんか?
手も足も・・・腹筋も使ってるでしょ?
微妙〜に、体の下に、空洞作ってるっていうか・・・。
恋次: だから、修行だって言ってんだろ!!
宝生: 凄く疲れちゃって、眠いのに?
恋次: そういう時に、如何に鍛錬するかで、力の差が出てくるんだョ。
もういいから、早く温泉入ってこいョ。
は、ここには居ねーから。
宝生: あっ、そーだった・・・。
副隊長でしたね〜・・・。
副隊長・・・きっと男湯だ・・・。
恋次: 何で!?
あいつは、絶対そんな所に、入っていかねーョ。
間違えたとしたって・・・
気がついた時点で、すぐに引き返してくんだろー。
宝生: 私も、そう思いますョ。
副隊長が、自分の意志で、入っていくんじゃなくて・・・
連れていかれちゃったんですョ・・・。
恋次: えっ??
宝生: 阿散井副隊長には、信じられないと思いますけどね〜・・・
副隊長って、アレで結構モテるんですョ。
恋次: アレでって・・・お前、失礼だぞ。
は・・・アレで、十分可愛いんだ。
でも・・・モテるって・・・
そんなに声かけるヤツ・・・いるのか?
宝生: いますョ。
それに・・・
副隊長って・・・ちょっと優柔不断っていうか・・・
押し切られちゃうところが、あるんですョね〜・・・。
だから、デートに誘われると、断れなくなって・・・
いろんな人と、しょっちゅうデートしてるみたいだし・・・。
私達に分からないように、コソコソ医療所出ていったりしてますからね。
恋次: え・・・・・・・・
宝生: 確か昨日も・・・
親睦会の人達が、「明日か明後日、何処かに行こう」って誘いに来て
副隊長・・・
私のお祝いで温泉行くからダメって、言ってたんですョ。
その時、親睦会の人達・・・
じゃあ、俺達も温泉行こうかなぁ〜なんて、真剣に言ってたし・・・。
きっと親睦会の人達、先に来て待ち構えてて・・・
副隊長が、温泉入りにきたところを
強引に「一緒に入ろう」とか言って・・・
連れて行っちゃったに、決まってます。
あの人達・・・悪い人達じゃないけど・・・
男湯に、連れて行かれちゃったんだとしたら・・・
ちょっと、危険ですョね〜。
こーしちゃいられない!
早く、檜佐木副隊長に言って、
副隊長の事、助けてもらわなきゃ。
じゃあ、阿散井副隊長は、修行頑張って下さいね。
( 宝生が、走って部屋を出ていった )
恋次: おい!!
まぁ・・・いいか。
今の話聞かされたら、修兵・・・びっくりするだろうけど・・・。
( 恋次が、
の上から退いた )
恋次: 大丈夫か?
・・・・・・死ぬかと思った・・・。
あー、私・・・急いで温泉行かなくちゃ。
大騒ぎされちゃったら、大変だからね。
恋次: ちょっと待てョ!
( 起き上がろうとした
の上に、もう一度、恋次が覆いかぶさった )
恋次?
私、早く行かないと・・・。
恋次: どーいう事だ!
しょっちゅう、いろんなヤツと、デートしてるって!
えっ?
デートなんて、してないョ。
恋次: じゃー、何処行ってんだョ!?
あいつらに、分かんねーように医療所出て・・・。
嘘は、つくんじゃねーぞ!
正直に、答えてみろ。
コソコソしてるつもりはないけど・・・
なるべく、宝生さんには、会わないように出てきてるョ・・・。
恋次: デートじゃねーのか!?
え・・・、デートとは、違うと思うけど・・・。
恋次: 何だョ、やっぱり男と・・・会ってんのか?
うん・・・・・・。
恋次:
・・・、許さねーぞ!!
そりゃー、お前が誰とデートしようが、自由なのかもしんねーけど・・・
俺は、絶対許さねぇ!!
相手は、誰だ!? 何人いるんだ!?
あぁ・・・、今日ここに来てるかもしんねーんだョなー?
寝てる場合じゃねーな。
探し出して、きっちり話しつけて来なくちゃなー。
えっと・・・恋次・・・?
恋次: ん?
あ・あのさぁ〜・・・
恋次なんだけど・・・。
恋次: 何が?
私が、会ってる人って・・・。
恋次: えっ?
だからね・・・
宝生さんに、分からないように医療所抜け出して、会ってるのって・・・
恋次なんだけど・・・。
恋次: え・・・・・・・・・・・
デートって言えるか、分からないけど・・・
会ってる事が、デートなら・・・
私がデートしてるのは、恋次だけだョ。
まぁ・・・修兵に会う事もあるし・・・鳳君にも、会うけどね。
皆に、分からないようにしてるのは、恋次だけだョ。
恋次: えっ・・・でも・・・
いろんなヤツに、誘われてるんだろ?
それで・・・断れないんじゃねーのか?
うん・・・・・・
その時はね・・・何か、押し切られちゃうんだけど・・・。
次の日とかに、ちゃんと断りに行ってるョ。
恋次: そーなのか?
うん。
一人じゃ行けないから、鳳君について来てもらったり・・・
鳳君が、断ってきてくれる事もあるョ。
あっ・・・、鳳君がね・・・
しつこい相手には、恋次の名前出しちゃってるって、言ってた・・・。
ごめんね・・・、黙ってて・・・・・・。
何か、迷惑かかってる?
恋次: いや・・・全然。
出来れば、最初の段階で・・・
の口から、俺の名前出して欲しいくらいだョ。
恋次・・・、私もう行かなきゃ・・・。
きっと探してるョ・・・、修兵と宝生さん・・・。
恋次: ん?
そーだな・・・、じゃぁ・・・・・・・
( 「バタン!」 ドアが開き )
修兵: 恋次!!
が、連れていかれたって・・・。
あれ?
恋次・・・何やってんだョ?
布団で寝ないで、畳に腹ばいになって?
恋次: い・いや・・・別に・・・。
修兵: お前、寝てる場合じゃねーぞ。
が、親睦会のやつらに、連れて行かれたかもしんねーんだョ。
まぁ、あいつらも、手荒な事はしねーと思うけど・・・
無理矢理連れて行かれたのは、確かだからな。
早いとこ探して、きっちり落し前、つけとかねーとな。
恋次?
寝てる場合じゃねーだろ?
恋次: あ・あぁ・・・。
今すぐ行くから・・・先に探しに行っててくれ。
ちょっと苦しくてなぁ・・・。
息、整えてから行くョ。
修兵: そーか。
浴場には、居なかったからな。
全ての浴場は、確認済みだ。
恋次: あ・あぁ・・・分かった・・・。
修兵: 何だョ恋次・・・、ハッキリしねーなぁー。
そんな体勢でいたら、余計苦しいんじゃねーのか?
恋次: そ・そーだな・・・。
逆療法っての・・・試してみてるんだョ・・・。
余計に負荷をかければ、治るかもしんねーと思ってさ。
修兵: そんなんじゃ、治んねーと思うけど・・・。
恋次って・・・心臓悪かったっけ?
恋次: い・いや・・・今回だけだと思う・・・。
すぐに行くから、早く探してくれョ。
修兵: そーだな。
じゃぁ・・・俺は、山の方行ってくるから・・・
恋次は、この建物とこの周辺を、見回ってくれ。
恋次: あー、分かった。
修兵: ん?
何か・・・
の気配感じるけどなぁ・・・?
恋次: えっ・・・?
さっきまで居たからだろ?
修兵: あー、そーだな。
じゃぁ、先行くからな。
恋次: あぁ、頼む。
( 修兵が、部屋から出ていった )
恋次: おい・・・・・。
( 恋次が、
の上から退いた )
恋次: 大丈夫か?
おい・・・、
・・・・・・・・・。
あー・・・・・・、気失っちゃてるョ・・・・・・。
修兵入って来たから、思いっきり乗っかっちゃったからな・・・。
どーするかなぁ〜・・・?
起こさねーで、貧血か何かで倒れてたって事にして・・・
このまま、抱いて出て行くか・・・。
が、目覚ました時・・・口裏合わせらんねーけど・・・
どーにか、なるだろー。
あっ、水着持たせとかねーとな。
、ちょっと水着取るからな。
あ・・・・・・
本当に、紺一色の水着、買ってるョ・・・。
こんなの・・・わざわざ買いに行って・・・バカだなぁ・・・。
でも・・・
単色の水着って、他にも沢山あったのに・・・
俺が選んだと思ったから・・・紺にしたのか・・・お前・・・。
それは、それで・・・ちょっと嬉しい・・・な・・・。
えっと・・・修兵が選んだのは・・・・・・、コレかぁ〜。
布面積・・・小せーんじゃねーか・・・? コレ・・・。
まぁ・・・似合ってたけどな・・・・・・・・・・
凄く・・・似合ってたョ・・・・・・・・・・・・。
じゃぁ、コレ持って行くか。
( 恋次が、
を抱き上げた )
・・・・・・
重かったか・・・? ごめんな・・・。
見られても・・・いいはずなのに・・・・・・
何で、隠しちゃったんだろうな・・・・・・?
俺自身・・・自信がねーって事だョな・・・。
あー・・・俺がお前を想う気持ちは、誰にも負けないぜ。
これだけは、自信がある。
ただ・・・
の気持ちがなぁ・・・
何処向いてんのか・・・
誰に向いてんのか・・・分かんねー・・・・・・。
・・・
俺は、お前が好きだ。
聞こえたか?
返事・・・くれョ・・・・・・。
お前から・・・言われてーな〜・・・。
「恋次、好きだョ」って・・・な・・・・・・。
fin 2006,4,20 up
あとがき
ゆっくりする為に、温泉に来たのに・・・
慌ただしくなってしまいました。
この後は、皆で楽しく温泉に入ったという事で〜(笑
長文、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お時間ありましたら、また遊びに来て下さいませ。