幸せの瞬間(後編)
に飲ませるんだから、お前の好きな味作れョ。
私に・・・?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
あっ、しまった・・・。
今は薬湯が効いてるから、恋次は私の事好きなんだった・・・。
なぁ・・・?
この効果が、ずっと消えなかったら・・・どーしてくれる?
そんな心配いらないから、安心して。
そんなの分かんねぇだろー?
もし・・・
の事が・・・ずっと好きなままだったら・・・
お前は、どーするつもりだョ?
れ・恋次・・・
また、顔が近い・・・・・・。
だって、好きなんだもん。
しょうがねーだろ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そーいや〜・・・
まだ、何も言ってもらってねーョな?
えっ・・・?
普通・・・チョコレート渡す時、何か言うだろ?
そ・そーだね・・・。
じゃぁ・・・もう少し離れて・・・?
嫌だ。
・・・・・・。
れ・恋次・・・?
ん?
解毒剤探してくるから・・・ちょっと離れて・・・?
嫌だ。
恋次・・・・・・。
俺が気に入った事を、言ってくれたら、離れてやるョ。
どんな事?
甘〜い・・・愛の囁き。
え・・・・・・
わ・私は・・・そーいうの苦手・・・・・・
変な物飲ませた罰だ。
ごめんなさい・・・。
こんなに効くとは、思わなかったんだもん・・・。
あ、言っておくけど
この薬湯・・・俺には全然効いてねぇからな。
えっ?
早く言えョ。
い・言うから・・・もうちょっと離れて?
お願い・・・。
しょうがねーなー。
じゃぁ・・・こんなもんだ。
( 二人の顔の距離が少し離れ・・・見つめ合った )
恋次に・・・・・・
チョコレートケーキ渡せなかった・・・・・・。
(
の目から、涙が溢れた )
副官室の前まで行ったのに・・・・・・
渡す事が出来なかった・・・・・・。
私がドジだから・・・
転んだりしたから・・・・・・。
・・・・・・。
渡したかったの・・・・・・。
大好きな・・・恋次に・・・・・・。
( 恋次が
を、ギューっと抱きしめた )
恋次・・・痛いョ・・・・・・。
手・・・か・・・?
修兵のヤツ、何やってんだ?
薬取りに行ったきり、帰って来ねぇで・・・?
あっ・・・きっと・・・
うちの子達に、捕まっちゃったんだ・・・。
修兵と恋次のファン、いっぱい居るし・・・。
一応皆、「渡せたら、渡したいな〜」って、チョコ準備してたもん。
でも、うちの子達は・・・
修兵や恋次の所には、行かれないでしょ?
だから・・・
もし、来てくれたら・・・って、微かな期待抱いて・・・。
恋次も帰り・・・捕まるョ。
俺、帰んねーもん。
えっ?
今日は・・・
と一緒に居てぇ・・・。
いいだろ?
いいけど・・・。
あっ、恋次・・・ちょっと・・・・・・
ん?
( 恋次が顔を近づけてきた )
「チュッ」
お・お前・・・・・・?
今日は・・・
恋次・・・私の事好きだからいいョね?
あ・あぁ・・・・・・
全然構わねぇけど・・・・・・
どーせするなら・・・頬じゃなくて・・・唇に・・・・・・。
恋次・・・
来てくれてありがとぅ・・・・。
バレンタインデーに・・・
一番大切な人に・・・
一番会いたいって思ってる人に会えないのって・・・悲しいね。
・・・・・・。
あ、恋次?
泊まるなら・・・
先に、皆からチョコレート受け取ってきてあげて?
皆、渡すの楽しみにしてるんだからさ。
分かった。
その前に・・・
もう1度・・・
キスして欲しいな・・・・・・。
皆に言えば?
喜んでしてくれるョ?
誰でも良い訳じゃねーョ・・・。
が・・・良い。
じゃぁ・・・
明日・・・まだ、恋次が私の事好きだったら・・・ね。
そんなの、好きに決まってんだから、今してくれョ。
あのね・・・
その気持ちは、薬湯のせいなの・・・。
恋次の場合は・・・
効き目が、一気に上がったみたいだから・・・きっと、一気に下がって
明日の朝には、私の事なんて・・・
好きでも何でもなくなるから。
が、そー思ってんなら・・・
なお更、チャンスは今日だけだろ?
してくれ、キス。
俺はお前が大好きだ。
恋次・・・・・・。
しょうがないなぁ・・・・・・。
まぁ・・・
私が薬湯飲ませちゃったんだから、仕方ないか・・・。
いいんだな?
うん・・・。
( 「 えっ・・・・・・? 」 )
( 恋次が
の唇に、自分の唇を重ね合わせた )
( 「 な・何・・・・・・? 」
「 何でこんなに、ドキドキするの・・・・・・? 」
「 あ・あれ・・・・・・? 」
「 足に力が入らない・・・・・・ 」 )
おい! 大丈夫か?
どーしたんだョ?
急に、力抜けたみたいだぞ?
何でもない・・・。
あ、そ・そーだ・・・。
さっき転んだ時、足捻っちゃった・・・・・・かな?
急に、力が入らなくなっちゃって・・・。
足も怪我したのか・・・?
痛いのか?
ううん・・・、大丈夫・・・。
そーか・・・。
驚かすなョな・・・。
うん・・・、ごめんね・・・。
( 「 驚いたのは・・・こっちだョ・・・・・・。 」
「 まだ・・・ドキドキしてる・・・。 」
「 恋次・・・、薬湯のせいだョね・・・きっと・・・。 」
「 明日になったら、憶えてもいない・・・かもね・・・。 」 )
何か、「ボーッ」としてるけど・・・
本当に大丈夫か?
うん。
恋次?
もぅ、修兵も戻ってくると思うし、私は大丈夫だから
恋次も・・・皆の所に行ってあげて・・・?
そーだな。
あんまり遅くなっても悪いしな。
うん。
じゃぁ・・・行ってくるか。
なぁ・・・
・・・?
俺は、お前が好きだから・・・。
薬湯なんか飲まなくても・・・大好きだから・・・。
・・・それだけだ。
他に言う事はねぇ。
あっ、あと一つ・・・・・・。
俺の力じゃねぇけど・・・
お前の薬湯のお蔭だけど・・・
今日、
と居られて嬉しいョ。
お前にキスする度胸与えてくれて・・・嬉しいョ。
ありがとな。
「何が?」って、顔してんな?
決まってんだろ。
が俺と出逢ってくれて・・・・・・
が・・・生まれてきてくれて・・・・・・。
俺・・・
今、スゲー幸せだ。
・・・
ありがとう。
fin 2007,2,28 up
あとがき
遅れてしまいましたが、バレンタイン夢です。
初の「恋次からのキス」です♪
でも・・・ヒロインちゃんは、薬湯のせいだと思っているので
「本当の恋次の気持ち」だとは、思っていません・・・。
それでも・・・唇を重ねる程、仲良くはなりました・・・よね?(笑
長文、最後までお読みいただき、ありがとうございました☆
お時間ありましたら、また遊びに来て下さいませ。