好きだ!(中編)






               じゃぁ、約束してくれ。

               「恋次の事は考えない」って。




                ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




           −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




                ・・・?

               俺と・・・付き合うんだろ・・・?




                うん・・・・・・。




               なら・・・、恋次の事考えたら、罰金だからな!?




                え・・・・・・
                考えるのも、ダメなの?




               俺が居るのに、他の男の事考えるのか?
               俺だけを、見てくれるんじゃないのか?
               恋次とは、決別したんだろ?




                ・・・・・・うん。




               頼むから・・・
               そんな顔しないでくれ・・・・・・。

               俺・・・頑張るから・・・。

                の力になれるように・・・
                に好かれるように・・・
               頑張るからさ・・・。




                恋次の事は・・・忘れる・・・。

                私・・・嫌われてるんだもんね・・・。




                ・・・。

               俺が・・・忘れさせてやるョ。

               周りが羨むくらい、仲良くやっていこうな。




                うん・・・。




               よーし。
               じゃぁ・・・何か食べないとな。
               何も食べてないんじゃ、元気も出ないし。




                うん。

                このお団子・・・美味しいんだョね。
                恋次も大好きで、この間10本「あっ」という間に食べちゃって・・・

                あっ・・・・・・

                ごめんなさい・・・。

                罰金・・・幾ら?




               ・・・ん?

               今のはいいョ・・・。

               元気になってもらう方が先だし・・・それに・・・

               恋次の事を、考えて欲しくないっていうのは
               俺の我が儘なだけだから・・・。

                が悪い訳じゃないから・・・。




                でも・・・
                約束破っちゃった訳だし・・・。




               じゃぁ・・・
               次から・・・なっ?




                うん・・・。




                ・・・?
               本当に・・・俺についてきてくれるの?

               俺・・・信じちゃってもいいのかな?




                うん。
                私には・・・頼れる人は、修兵しかいないから・・・。

                でも・・・
                修兵の幸せは、望んでるから・・・邪魔はしないようにします・・・。

                修兵は・・・
                好きな人の事を、一番に考えて・・・その人を大切にしてあげてね。




                ・・・・・・。

               本当に は・・・・・・(「 鈍いョな・・・ 」)




                ん?




               いや、何でもない。
               ここで、あーだ・こーだ言ってると、恋次の二の舞になっちゃうからな。




                美味しいね、このお団子。




               そーだな。

               これから、一つ一つ変えていかないとな・・・。

               「恋次が好きな○○」じゃなくて・・・
               俺が・・・修兵が好きな○○・・・って言ってもらえるように。

                          ・
                          ・
                          ・
                          ・
                          ・

               〔 数日後 ・ 夜 ・  の部屋 〕




               じゃぁ・・・、また明日来るから・・・。




                うん。




               おやすみ。




                おやすみなさい。


               ( 修兵が、 の部屋を後にした )




                修兵・・・疲れてたみたいだな・・・。
                毎日来てくれなくてもいいのに・・・。


                「あの日」以来・・・
                修兵は、どんなに忙しくても、私の所に「毎日、必ず」来てくれる。

                「無理しなくていいョ?
                 用がある訳じゃないんだし・・・?」って言うと・・・

                「無理はしてない。
                 会いたいから来てる。」って・・・。

                一日一回、私の顔を見ないと、安心出来ないそうだ・・・。


                こんなに心配してもらってるのに・・・
                約束したのに・・・
                私は・・・
                毎日、恋次の事を考え・・・思い出している・・・。


                「罰金・・・凄い額になってるだろうな・・・」


                でも私は・・・
                修兵には、この事は言ってないし・・・
                修兵の前では、恋次の名は言わないようにしている・・・。

                凄く卑怯だ。
               
                罰金は、必ず払う。
                でも・・・どーしても、恋次の事が頭から離れない・・・。

                恋次の顔が・・・声が・・・頭に浮かんできてしまう・・・。


                修兵は、恋次の気持ちを知ってるから・・・
                恋次が、私の事大嫌いで・・・
                ううん・・・、私の事なんて、もう忘れちゃってるから・・・

                私が、どんなに恋次の事を考えても無駄だから・・・
                だから・・・
                「早く恋次の事は忘れろ」って、言ってくれてるのに・・・。

                恋次の事で、私が傷つかないようにって、心配してくれてるのに・・・

                私は、修兵を裏切っている・・・。


                修兵は・・・
                自分の好きな人の事も其方退けで・・・
                毎日、私なんかの事を心配してくれてるのに・・・。


                早く・・・恋次の事は忘れたい・・・。




           隊員:  副隊長?



                はい。
                何か?



           隊員: 隊長が・・・
               今すぐ「隊長のお部屋に来るように」・・・との事です。



                隊長が・・・?

                あっ、ありがとう。



           隊員: はい。 失礼致します。




                隊長・・・何の用だろぅ・・・?

                確か、今晩は隊長・・・
                何かの研究をするから、朝まで医務室に居るって、言ってたのに・・・。

                助けが必要なのかな?

                とりあえず、行ってみよぅ・・・。




               〔 隊長の部屋の前 〕




                隊長・・・、 ですけど・・・。




               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




                ・・・ん?

                隊長・・・? いらっしゃいませんか?

                まだ、医務室なのかな・・・?




               ( 扉が開いた )




                あっ・・・・・・

                恋次・・・・・・。


                す・すいません・・・。
                失礼しました。




               待ってくれ。




                た・隊長に御用事ですか?
                今、呼んで参りますので・・・。




               いいから、こっち来いョ。




                い・いえ・・・、あのー・・・・・・ご用件は?




                副隊長に会いに来た。

               話しがあるから、部屋に入ってくれ。
               この部屋は、隊長に事情を話して借りた。

               お前に用があるのも、隊長じゃなくて俺だ。




                え・・・・・・




               とにかく、入ってくれ。




                はい・・・。


               (  が、隊長の部屋に入った )




                あ・あの・・・・・・
                どこか怪我でもされたんですか?

                私で良ければ、治しますが・・・やっぱり隊長の方が良いですョね?

                呼んで参りますので、少しお待ちを・・・・・・




                に用があるって言ってんだろ?

               許してもらえねぇかもしんねーけど・・・謝りたい・・・。

               この間は・・・
               酷い事言って・・・済まなかった・・・。

               このとおりだ。

               ( 恋次が頭を下げた )




                えっ・・・?

                れ・恋次・・・?




               お前の事、諦めようと思ったけど・・・どーしてもダメなんだョ・・・。

               俺・・・
               お前の傍に居てもいいか?




                頭・・・上げて下さい。

                どーしたの?
                恋次が謝る事なんて、何もないでしょ?

                そりゃ・・・
                「好きだ」って、からかわれたり・・・
                「面出すな」って、怒鳴られたり・・・

                ショックは受けたけど・・・
                それも、これも、みんな私が悪いんだもん・・・。


                恋次・・・
                何で、会いになんて来たの?
                私の事・・・嫌いなんでしょ?




               嫌いなんかじゃねーョ!
               好きだから、腹立つんだろ!?

               こんな事言ってると、またケンカになっちまうから・・・


               とにかく俺が悪い。

               ごめん。

               許してくれるか?




                許すって?




               前みたいに、普通に会って欲しい。

               いいか?




                いいけど・・・・・・




               ( 恋次が、 を抱きしめた )




               会いたかった・・・。




                れ・恋次・・・、やめて・・・?




               隊長なら、来ねぇから大丈夫だョ。




                そーじゃなくて・・・

                あのね・・・
                私・・・
                修兵と・・・
                つ・付き合うっていうか、何ていうか・・・

                約束したの。


                修兵以外の男の人と・・・仲良くしないって・・・。

                                                                     To be continued                2007,7,5 up

 

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